浦和が会心の逆転勝利!鹿島とのライバル対決を制してACL出場圏内に肉薄

2018年10月20日 サッカーダイジェストWeb編集部

先制されたものの、後半に怒涛の3ゴール

前線で身体を張って起点になった興梠(30番)。得点こそなかったが、役割は十分に果たした。写真:山崎賢人(サッカーダイジェスト写真部)

[J1リーグ30節]浦和3-1鹿島/10月20日/埼玉
 
 J1リーグ30節の浦和レッズ対鹿島アントラーズが20日、埼玉スタジアム2002で行なわれ、3-1で浦和が逆転勝利を収めた。鹿島に対して公式戦6連敗中だった浦和は、ホームで会心の勝点3。ACL出場権を争うライバルを下し、5位に浮上した。
 
 立ち上がりからリズムの良い攻撃を見せたのは浦和だった。武藤雄樹がキレの良いドリブルで揺さぶりをかけ、興梠慎三のポストワークや長澤和輝の飛び出しで厚みのある攻撃を仕掛ける。10分には長澤が武藤とのパス交換でシュートに持ち込み、12分には武藤が柏木陽介とのワンツーでチャンスを作った。
 
 しかし、先制したのは鹿島だった。38分、左サイドでボールを持った山本脩斗がふんわりとした対空時間の長いクロスをファーに送ると、後ろから走り込んできた西大伍が見事に右足で合わせてボレーを突き刺した。そのまま前半は終了。鹿島の1点リードで折り返した。
 
 後半に入ると、再び浦和が盛り返す。まずは52分だ。左サイドからのCKで柏木がクロスを上げると、ニアサイドの岩波拓也が頭で合わせて同点弾を叩き込む。さらに浦和は60分、興梠がキープしたボールを宇賀神→武藤とつなぎ、武藤が華麗なターンでDFをかわしてペナルティエリア外から強烈な左足ミドルを沈めた。
 
 試合をひっくり返した浦和は、試合終了間際にもカウンターから武藤が圧巻のドリブル突破を見せ、GKとの1対1を制して3点目をゲット。そのまま3-1で試合を終わらせた。勝った浦和は勝点を45とし、来季のACL出場権が与えられる3位のFC東京に勝点差1まで詰め寄っている。
 
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