ジョーの今季21点目で柏を撃破!名古屋が残留争い直接対決を制して14位に浮上

2018年10月19日 サッカーダイジェストWeb編集部

G・シャビエルのクロスを押し込んで決勝点

決勝点を挙げたジョーは、今季21点目でJ1得点ランク単独トップに立った。(C)SOCCER DIGEST

[J1リーグ30節]柏0-1名古屋/10月19日/三協F柏
 
 J1リーグ30節の柏レイソル対名古屋グランパスが19日、三協フロンテア柏スタジアムで行なわれ、1-0で名古屋が勝利した。名古屋は4試合ぶりの勝点3を獲得し、柏とジュビロ磐田を抜いて14位に浮上した。
 
 14位の柏と16位の名古屋による残留争い直接対決は、立ち上がりに柏がチャンスを作る。左サイドを突破した高木利弥がクロスを上げ、中央の江坂任がシュートチャンスを迎えた。しかし、GKランゲラックの好セーブにあってゴールには至らない。
 
 対する名古屋は19分に前田直輝がエリア内で右足を振り抜くも、GK桐畑和繁に正面で抑えられる。25分にはエドゥアルド・ネットの縦パスを受けた小林裕紀がGKと1対1になったが、またもGK桐畑にストップされてゴールならず。さらに29分の玉田圭司のシュートも、桐畑のビッグセーブにあってしまう。
 
 ゴールまであと一歩まで迫っていた名古屋は35分、ついに先制点を奪う。左サイドで細かくパスをつなぎ、ガブリエル・シャビエルがスペースへ抜け出してクロスを供給。これを中央のジョーが押し込んだ。
 
 柏は42分に瀬川がエリア内で相手をかわして左足を振り抜いたが、GKランゲラックのファインセーブに阻まれた。前半は名古屋のリードで終了した。
 
 後半も立ち上がりからテンションの高い攻め合いとなり、47分には名古屋の和泉竜司が際どいミドルを放つ。
 
 その後は柏が1点を返そうと攻勢を強め、左サイドのクリスティアーノを起点に攻撃を組み立て、瀬川祐輔が敵最終ラインの裏を突いてゴールを狙った。70分には左サイドからのクロスを瀬川が収め、フォローに入ったクリスティアーノが決定的なシュート。だが、DFのブロックにあってゴールにはならない。すると柏は76分、高木が2枚目の警告を受けて退場になり、さらに厳しい状況に追い込まれた。
 
 数的不利に陥った柏はボランチの小泉慶をサイドバックに回し、大谷秀和の1ボランチにして体制を整える。そして、88分には攻撃の切り札・山崎亮平を投入して反撃を狙ったが、1点が奪えないまま試合終了の笛が鳴った。
 
 結局、前半のジョーのゴールが決勝点になり、名古屋が1-0の勝利。ジョーは今季リーグ戦21点目で、サンフレッチェ広島のパトリックに1ゴール差をつけ、J1得点ランクの単独トップに立っている。
 
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