「セビージャはもはや払えない!」超人気銘柄・中島翔哉の“違約金”が凄まじい額に!

2018年10月19日 サッカーダイジェストWeb編集部

「夏は2000万ユーロだったが、まるで泡のように…」

ポルトガルでの好調を日本代表にも持ち込んだ中島。冬のビッグクラブ移籍は実現するのか? 写真:滝川敏之(サッカーダイジェスト写真部)

 日本代表の新10番は、いまや欧州でも急加速的に声価を高めている。
 
 火曜日のウルグアイ戦で4-3の快勝を収めた森保ジャパン。左サイドアタッカーで先発した中島翔哉は、得点こそ挙げられなかったものの、図抜けたキープ力と局面打開力、さらには精緻なパスで好機を創出するなど、圧巻の出来を披露した。
 
 所属するポルティモネンセでも尻上がりに調子を上げている。直近のリーグ戦3試合で4得点・3アシストと猛威を振るい、とりわけ強豪スポルティング・リスボンとの試合(10月7日)では全得点に絡む活躍(2得点・2アシスト)で4-2の快勝に貢献。ポルトガルのみならず欧州各国メディアから大絶賛を浴びた。
 
 当然と言うべきか、欧州中の有力クラブが中島に熱視線を送っている状況だ。最近では香川真司を擁するボルシア・ドルトムントやフランクフルト、ヴォルフスブルク、シュツットガルトとドイツ勢からの関心が強く、セビージャも定期的にスカウトを派遣するなどご執心だ。夏にはシャフタール・ドネツクが2度の正式オファーを出し、CSKAモスクワも獲得に本腰を入れていた。
 
 そんななか、スペイン・アンダルシア地方のスポーツ紙『Estadio Deportivo』が気になる記事を掲載した。同紙はポルティモネンセの有力株主で、代理人も務めるテオドロ・フォンセカ氏に取材を敢行。日本サッカーでも有名な敏腕は、「ナカジマの違約金は4000万ユーロ(約52億円)に跳ね上がるだろう」と語ったのである。

 
 中島とポルティモネンセの現行契約は2020年6月までだが、これを2年延長する交渉が大詰めだという。同紙は「1月には1000万ユーロ(約13億円)だった違約金が、夏には2000万ユーロ(約26億円)となり、今度はさらに倍になるというではないか。日本のダイヤモンドの価値はもはや阻止不可能なほど上昇の一途を辿っている。まるで"泡"のようだ」と綴っている。
 
 冬の移籍市場以降、ポルティモネンセは慎重に中島への獲得オファーを吟味してきた。粘りに粘った挙げ句、ついに4000万ユーロという巨額の違約金で売却するシナリオが見えてきたのだ。あくまで強気の姿勢を崩さない。

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