スペイン代表を引退しても多忙なピケ、直近2か月の移動距離はバルサ最長の4万キロ超え

2018年10月18日 サッカーダイジェストWeb編集部

テニス関連の仕事で世界を飛び回る。

みずから創設した投資ファンド『コスモス』がデビスカップのスポンサーになっている関係で、テニス関連の仕事で多忙を極めるピケ。ちなみにこの写真は、大坂なおみが優勝した全米オープン観戦時のものだ。(C)Getty Images


 バルセロナのジェラール・ピケは、ロシア・ワールドカップを最後にスペイン代表から引退した。だが、いまでもリーグ戦のない週末は、代表選手と変わらぬ移動距離で忙しい日々を過ごしている。

 スペイン紙『Marca』によると、ピケは8月15日からの2か月で、4万6772キロも移動しており、これはバルサに所属するだれよりも長い距離だという。

 男子テニスの国別対抗戦デビスカップでスポンサーを務め、10月17日に新たな大会についてマドリードで会見に臨んだピケ。テニス界で存在感を示すバルサのDFリーダーは、開幕前からテニスに関連する"仕事"で世界を飛び回っている。
 
 ラ・リーガの開幕直前には、デビスカップ改革案が承認された国際テニス連盟の総会でアメリカのフロリダ州とバルセロナを往復。1万4902キロの旅だった。

 9月上旬にも全米オープン開催中のニューヨークに飛び、往復1万2234キロを移動。そして今月は、ロジャー・フェデラーやノバク・ジョコビッチらテニス界のトッププレーヤーたちとの会談のために、上海に赴いた。バルセロナとの往復距離は1万9636キロだ。

『Marca』紙によると、この2か月でもっとも移動距離が長かったバルサの現役代表選手は、チリ代表のアルトゥーロ・ビダルだという。

 ビダルは9月、北海道で発生した地震のため最終的には中止になったものの、キリンチャレンジカップ2018で日本と対戦するために来日し、その後の国際親善試合で韓国に渡った。今月のインターナショナルウィークでは、アメリカのマイアミ、メキシコのケレタロを訪れている。移動距離は合計で3万9000キロだ。

 そのビダルよりも7000キロ以上の距離を動いているピケ。スペイン代表時代とは異なり、訪れた先で試合をこなしているわけではないが、直近の公式戦5試合で1勝とチームが不振にある中で、この大移動がパフォーマンスに影響がないか注目される。
 
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