世界王者フランスのエースに訊く! 「日本サッカー」と「Jリーグ入りの可能性」

2018年10月18日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

「フェルナンドはエレガント」

今年5月にアトレティコをEL優勝に導き、その2か月後にはフランス代表の一員としてW杯を制覇。グリエーズマンは充実の時を過ごしている。(C)Getty Images

『ワールドサッカーダイジェスト』は9月中旬、フランス人ジャーナリストのアレクシ・メヌーゲ氏によるアントワーヌ・グリエ―ズマンへのインタビューを実施した。
 
 フランスを世界一に導いたロシア・ワールドカップでのエピソードや、バルセロナからオファーが届きながらアトレティコ・マドリーに残留した理由などを赤裸々に語ってくれた。

 また、昨シーズンまで同僚だったフェルナンド・トーレス(現サガン鳥栖)、そして日本サッカーについては、次のように語っている。
 
「(トーレスが)アトレティコを離れた後、日本でプレーしているのはもちろん知っているよ。フェルナンドとは素晴らしい時間を過ごした。彼はエレガントなストライカーで、ピッチを離れても温かくて、素晴らしい人だ」
 
「日本サッカーのレベルが上がっているのは誰もが知っている。ロシア・ワールドカップでラウンド・オブ16に進出したのは、大成功と言っていいと思う。コロンビア、ポーランド、セネガルと難敵ばかりのグループを突破したんだからね」
 
「決勝トーナメント1回戦でも、僕たちが苦戦したベルギーを相手に2点を先取した。そのリードを守り切れず、最後の最後で敗れたのは苦い経験だけど、日本が正しい道を進み、近い将来、何かを成し遂げるだろうという期待を世界中に示せたんじゃないかな(フランスは準決勝でベルギーに1-0で勝利)」
 
 最後に、ずばり訊いてみた。
 
「将来、日本でプレーする可能性は?」
 
 フランス代表のエースは、迷うことなくこう答えている。
 
「残念だけど、それはないかな。可能ならキャリアの最後はアメリカで終えたいと思っている。僕はNBAの大ファンだし、アメリカで暮らしてみたいんだ」
 
 オフを利用して何度も観戦に訪れるなど、大のNBA好きとして知られるグリエーズマン。晩年はアメリカでプレーするプランを持っているようだ。
 
※『ワールドサッカーダイジェスト』10月18日号より一部転載
 
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