【2014南関東総体】代表校レポート|鵬翔

2014年08月01日 高校サッカーダイジェスト編集部

日本一以来の全国を堅守で勝ち抜く

鵬翔
所在地:宮崎県宮崎市大字恒久4336
創 立:1922年 創 部:1983年
主なOB:興梠慎三(浦和)、増田誓志(大宮)など。

 12年度の選手権で宮崎県勢初の日本一。ただ、昨年は我慢の1年となった。プリンスリーグ九州2部こそ優勝したが、インターハイ、選手権はいずれも地区予選準決勝でPK戦の末に敗退。「めっちゃ悔しかった」(河野・3年)という日々を送ったが、全国優勝メンバーでもある北村(3年)が「県内3冠を目指す」と切り替えてスタートした今年は、新人戦、そしてインターハイ地区予選も優勝し、日本一となったあの冬以来の全国大会出場を決めた。
 
 今年は頂点に立った一昨年と同じく、守備の堅いチームに仕上がりつつある。観る者の心を打つような献身的な走りを見せる北村と盛田(2年)の2トップが前線からパスコースを限定し、最終ラインでは屈強なCB河野と田原(2年)が撥ね返す。小柄だが安定感の高いGK矢野(3年)の存在も大きく、地区予選では1点リードを守る展開をしぶとく制してきた。
 
 松崎監督も「ウチの特長である守備的なところは良くなっている」。攻撃面では北村にかかる負担がやや大きいものの、サポートする中盤の奮闘次第では全国で再び脚光を浴びる可能性がある。
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事