【2014南関東総体】代表校レポート|高知商

2014年08月01日 高校サッカーダイジェスト編集部

2年生中心のチームにも受け継がれる「粘り」。

高知商
所在地:高知県高知市大谷6
創 立:1898年 創 部:1932年
主なOB:――

「流れとは恐ろしい。まだ実感はありません」と語るのは松本監督。選手権を挟み2年連続でインターハイ出場を決めても、指揮官はいたって謙虚だ。
 
 それもそのはず、今シーズンのチームで全国を経験しているのは、選手権途中出場の司令塔・中越②だけ。2年生には有望選手が揃っているとはいえ、県リーグ1部では中位。四国大会でも徳島2位の徳島北に完敗を喫しているからだ。
 
 ただその一方で、選手権では強豪の桐光学園に押し込まれながらも1失点にとどめた粘り強さは今年も健在。ラインコントロールに長けた岡林(2年)と人に強い山本悠(2年)のCBコンビが城壁となり、ロングボールをことごとく弾き返す。そして最後尾からはGK山﨑(3年)が的確な指示を送り、アンカーの山本航(2年)が中盤を締める。
 
 また、右の柏原(3年)と左の乾(2年)ら両SBが見せるスピード感溢れるオーバーラップや、一瞬の隙を突いてラインの裏を狙う堀見(2年)。さらには地区予選前に右腕を骨折していた背番号10の塩田(2年)が戻った攻撃陣も侮れない。
 
「粘り」を身上とするチームは、昨年果たせなかった全国1勝へ果敢に挑む。
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