「ジェノアの会長や代理人とは話をした」 セリエAで大ブレイク中の23歳FWを狙うナポリ、獲得への動きを認める

2018年10月16日 サッカーダイジェストWeb編集部

7戦連続ゴールで得点ランクのトップに。

順延となった開幕戦をのぞく2節以降の全7試合でゴールを奪う離れ業をやってのけたジェノアのピオンテク。ビッグクラブ移籍はもはや避けられない状況だ。(C)Getty Images

 4か月前に母国ポーランドからイタリアに渡ったとき、クシシュトフ・ピオンテクはまだ無名の若手に過ぎなかった。しかしいま、ジェノアに所属するこの23歳のストライカーには欧州中のビッグクラブがこぞって熱い視線を送っている。

 コッパ・イタリア3回戦のレッチェ戦で、前半だけで4ゴールを奪うという衝撃のデビューを飾ると、セリエAでも2節からの全7試合でネットを揺らし(1節のミラン戦は未消化)、通算9ゴールで得点ランキングのトップに立っている。

 守備の国イタリアで全試合ゴールという離れ業をやってのけているのだから、強豪の関心を惹きつけないはずがない。スペインではバルセロナが興味を抱いているとの報道があり、イタリアでもユベントスやローマなどのビッグクラブがピオンテクの動向を注視している。
 
 そして、アウレリオ・デ・ラウレンティス会長率いるナポリも、ピオンテクを狙っているクラブのひとつだ。10月15日、同会長はすでにピオンテク獲得に向けて動き出したことを認めている。

 イタリア紙『Gazzetta dello Sport』によると、デ・ラウレンティス会長は「すでに(ジェノアの)エンリコ・プレツィオージ会長や選手の代理人と話をした」と明かしている。

「できるだけ早くにまた連絡しなければいけない。ピオンテクやほかの選手たちが、我々のプロジェクトで機能するかどうか、冷静に見極めていくよ。才能ある若手であることは間違いないのだからね」

 9月の国際親善試合でポーランド代表デビューも果たし、11日のUEFAネーションズ・リーグのポルトガル戦で早くも初ゴールを決めるなど、勢いが止まらないピオンテク。『Gazzetta dello Sport』紙によれば、ジェノアは6000万ユーロ(約78億円)という大金を求めているという。

 ロレンツォ・インシーニェ、ドリース・メルテンス、ホセ・マリア・カジェホン、アルカディウシュ・ミリクと前線に多くのタレントを擁するナポリが、はたしてこれだけの金額を投じるのだろうか。今後の動きに注目だ。
 
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