【2014南関東総体】代表校レポート|坂出商

2014年08月01日 高校サッカーダイジェスト編集部

廃部状態から復活10年目で果たした初の全国出場。

坂出商
所在地:香川県坂出市青葉町1-13
創 立:1914年 創 部:2004年
主なOB:大浦恭敬(香川西サッカー部監督)。

 かつて高松商の監督として、95、98年の二度に渡りインターハイ3位を経験している宮田監督が坂出商に赴任した03年当時、サッカー部は約30年間に渡り廃部状態だった。翌年、希望者5人から再スタートし、10年目の今年、初の全国大会出場を勝ち取った。
 
 チームのベースは、入部直後から約1か月、ヘディング練習を行なうなど、日々鍛え上げる守備力にある。津島(2年)、山内(2年)のCBは高いラインを保ちつつ、球際で激しさを出し、GK永井(3年)はスペースをケア。山城(2年)と白井(3年)の両SBも粘り強い。
 
 一方、攻撃面の身上は「縦に速いサッカー」。石川(2年)、松本(2年)の両ボランチは、まず2トップの野田(3年)と生田(3年)の位置を確認し、ゴールへの道筋を探る。そして両ワイドの竹安②と梶田③はセカンドボールを拾い、2次攻撃につなげる。運動量が求められるため、FW萱野①らの途中起用もポイントになる。
 
 地区大会決勝では全国常連の香川西にシュート数「0対13」と苦戦を強いられるもPK戦の末に勝利。その驚異的な粘り強さを持って挑む全国の舞台でも、「超」堅守速攻のスタイルにブレはない。
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