【2014南関東総体】代表校レポート|東海大翔洋

2014年07月31日 高校サッカーダイジェスト編集部

驚異の粘りと団結力で激戦の静岡を制す。

東海大翔洋
所在地:静岡市清水区折戸3-20-1
創 立:1999年 創 部:1999年
主なOB:鈴木啓太(浦和)


 東海大一時代は、全国屈指の名門として、高校サッカー界にその名を轟かせた。しかし、そこから低迷期を迎え、今年も中部地区予選で一度は敗戦を喫し、同地区9位でようやく県大会出場を決めるという状況だった。
 
 しかし、迎えた県大会で選手たちは見違えるような快進撃を開始する。2回戦で優勝候補の浜松開誠館に1-0の金星を挙げると、準々決勝からは3試合連続でPK戦を制するなど、驚異の粘りを見せ、6年ぶりの栄冠を手にした。
 
 快進撃の立役者となったのが、主将の畑(3年)と井上敬(3年)のCBコンビ。ふたりを中心とする守備は、難攻不落の壁を築く。さらに攻守の要となるアンカーの河上(2年)が献身的にセカンドボールを拾うと同時にパス供給源となり、3トップの岩村(3年)、井上雅(3年)、佐々木(3年)が鋭い攻撃を仕掛ける。
 
 部員89人中、37人が寮生活を送っており、さらに小曽根監督も家族で寮住まい。日常生活をともにしているだけに、チームの結束は強い。地区予選を通じて見せた粘りと団結力を、今度は全国で披露する。
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