パリSGのCL5点差勝利に八百長疑惑?「フランス当局が捜査に乗り出した」と報道

2018年10月13日 サッカーダイジェストWeb編集部

両クラブとも「怒り」を持って疑惑を否定。

このエムバペ(右)のゴールなどでパリSGが6-1で勝利したレッドシター戦に、八百長疑惑が浮上している。(C)Getty Images

 世界最高峰の舞台、チャンピオンズ・リーグ(CL)で八百長が疑われている――驚きのニュースをフランス紙『L'Equipe』が報じた。英公共放送「BBC」が伝えている。

 報道によると、問題視されているのは10月3日に行なわれたCLグループステージ第2節のパリ・サンジェルマン(パリSG)対レッドスターの一戦。6-1と大差でホームのパリSGが勝利したが、5点もの大差がついたことが怪しまれているという。

 というのも、レッドスターの幹部が「5点差での負け」に約500万ユーロ(約6億5000万円)もの大金を賭けていたと疑われており、UEFAから連絡を受けたフランス当局が捜査に動いているというのだ。
 
 試合は20分に先制したパリSGが、前半のうちに4点を先行。70分のキリアン・エムバペのゴールで5-0とリードを広げる。その4分後にレッドスターが1点を返したが、81分にネイマールがこの日2本目となる直接FKを決めてハットトリックを達成。ふたたび5点差として勝利した。

"死のグループ"とも言われるC組は、ナポリが勝点4で首位に立ち、1ポイント差でリバプールとパリSGが追っている。レッドスターは勝点1で最下位だ。

 両クラブは不正を否定している。レッドスターは声明で「この上ない怒りと嫌悪を持って否定する」と、怒りを露にした。

「クラブの評判を大きく損ない、傷つける記事であり、だからこそUEFAと両国当局には、しっかり捜査したうえで真実を把握してもらいたい。レッドスターとしては、すみやかに真実が明らかになり、我々への疑いが払拭されることを願っている」

 一方のパリSGも、この報道に対して「驚きと憤り」を表明した。

「パリSGは完全な競争というスポーツの基本原則を守っており、それを疑わせるような行為はいかなるものでも拒む」

 CLという大舞台、それもパリSGという優勝候補の一角の試合で浮上した八百長疑惑。今後の進展が注目される。
 

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