【日本代表】デビュー戦から一夜明け、冨安健洋は「自分が一番ビックリしている」

2018年10月13日 本田健介(サッカーダイジェスト)

「ホイッスルが鳴るまで不安な気持ちしかなかった」

笑顔を見せる冨安。練習後には先発したパナマ戦を振り返った。写真:山崎賢人(サッカーダイジェスト写真部)

 3-0と快勝したパナマ戦の翌日、日本代表は新潟市内でトレーニングを行なった。
 
 その練習後、取材に応じたのがパナマ戦でA代表デビューを飾った19歳の冨安健洋だ。冨安はスタメンCBとして槙野智章とコンビを組み、パナマの攻撃に対応。無失点で試合を終えた。

 前日には「今回の合宿では調子が良いわけではないですが、毎日、切り替えながらやっています。ミスも多いですし、普通に良くないです。疲れもあるのかもしれないです」と不安を口にしていたが、ピッチに立てば堂々とプレーし、持ち前のフィード力もアピールした。
 
 その点、自らのパフォーマンスにも驚いているという。

「ホイッスルが鳴るまで不安な気持ちしかなかったです。だから正直、自分でもビックリしています。試合に入るまでの段階でいつも通りの自分でいられなかったというか、コンディションの面もありますが、集中し切れていない自分もいたので、身体が動いてくれて良かったです」

 今後に向けては「周囲との連係をより深めていきたい」と話す。10月16日のウルグアイ戦(埼玉スタジアム2002)ではチャンスが巡って来るか分からないが、大きな一歩を踏み出した俊英の成長に期待したい。
 
取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)
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