【日本代表】約3年7か月ぶりの代表戦でも、GK権田修一が自然体を貫けたワケ

2018年10月13日 広島由寛(サッカーダイジェストWeb編集部)

「この3年ぐらいも変えずにやってきたつもり」

安定感あるセービングで完封勝利に貢献。久々の代表戦となった権田(12番)だが、「緊張はしなかった」。写真:山崎賢人(サッカーダイジェスト写真部)

[キリンチャレンジカップ2018]日本 3-0 パナマ/10月12日/デンカビッグスワンスタジアム
 
 実に、約3年7か月ぶりの代表戦だった。
 
 森保ジャパンの初陣となった9月のコスタリカ戦では、守護神は東口順昭が務めたが、2戦目となる今回のパナマ戦では権田修一が先発。15年3月27日のチュニジア戦以来の出場となり、これで代表キャップは「4」となった。
 
 久しぶりの大舞台となったが、「変な話、緊張もしなかった。普通に、いつもの感じでできたかなとは思う」と振り返る。
 
 それは、権田なりのサッカーとの向き合い方に起因する。
 
「例えば、これがワールドカップの決勝だとしても、平常心で、いつもどおりのパフォーマンスを出せるようにしたい。そのためには、普段からどれだけ真摯にサッカーに取り組めるか。それはこの3年ぐらいも変えずにずっとやってきたつもり。これからサッカーをやり続ける限りは、ずっとテーマというか、自分の中では大事にしていきたい」
 
 クラブでも代表でも、親善試合でも、ビッグトーナメントの重要なゲームでも、「サッカーはサッカー」というシンプルな考え方だ。「代表に来たから、いきなり上手いことはできないし」というスタンスで、自然体でゴールマウスに立てるのが権田の強みだ。
 
 先述のチュニジア戦同様、パナマ戦でも相手の攻撃をシャットアウト。たしかに、そこまでピンチはなかったが、危険なクロスを入れられても危なげなく処理するなど、終始、安定したセービングで3-0の完封勝利に貢献した。
 
 間違いなくアピールに成功したが、だからといって浮足立つことはない。結果に一喜一憂せず、これまでどおり、ブレずに己の成長と進化を追い求めながら、新生日本代表の正GK争いに挑むつもりだ。
 
取材・文●広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)

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