【2014南関東総体】代表校レポート|駒沢大

2014年07月31日 高校サッカーダイジェスト編集部

旋風を巻き起こす可能性を秘めた東京王者。

駒沢大
所在地:東京都世田谷区上用賀1-17-12
創 立:1948年 創 部:1965年
主なOB:中山友規(元鳥取、現東京23FC)

 サッカーの名門・駒澤大の付属高校が、インターハイでは初となる全国切符を掴んだ。勝てば全国大会進出の決まる地区予選準決勝では、試合終了間際に鈴木(3年)が劇的な決勝FKを決めて、関東大会優勝校の駒場を撃破。雨中の決勝では受けに回った前半に押し込まれたものの、大野監督からゲキを受けた後半に闘争心溢れるプレーを見せ、佐藤(2年)の決勝点で成立学園を振り切り、東京王者となった。
 
 チームの特長は素早いプレスとテンポの良いパスサッカー。東京を代表するFW安藤(3年)を筆頭に、司令塔の鈴木(3年)、突破口となる山口(3年)と吉田(3年)、球際のプレーが光るCB須藤(3年)らタレントが揃うが、個々の献身性やメンタルの強さにも優れた好チームだ。ただ、地区予選決勝のようにまだ1試合通しての強さを見せることができておらず、大野監督は「これだけ前半と後半とで違うチームはない。決勝の後半くらいやらないと全国では戦えない」と甘さの残るチームに喝を入れる。より「戦う集団」となれれば全国で旋風を巻き起こす可能性は十分にあるはずだ。
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