「それが僕がスペインに行きたい理由だ」 アザール、1月移籍は否定も憧れの地への熱き想いは隠さず

2018年10月12日 サッカーダイジェストWeb編集部

すべてはバロンドール獲得のために。

今冬の移籍についてはきっぱり否定するも、アザールは改めて「スペインでプレーしたい」と語った。(C)Getty Images

 チェルシーのエデン・アザールは先日、レアル・マドリーへの移籍が夢であることに変わりはないと述べた。これを受けてスペインでは、マドリーがアザールを獲得する可能性に注目が集まっている。

 だが、「チェルシーに満足している」とも話していたアザールは、少なくともシーズン中の移籍を考えていない。『ESPN』によると、ベルギー代表に合流中のアザールは、1月に移籍する可能性があるか問われると「ノー」と一蹴した。

 一方で、アザールは今回も、「スペインでプレーすることを望んでいる」と話している。

 リオネル・メッシにクリスチアーノ・ロナウドと、近年のバロンドールがラ・リーガでプレーする選手に渡っていることから、自身もスペインで戦う必要があるかと問われると、アザールは「おそらくはそれが、僕がスペインに行きたい理由だろう」と答えた。
 
 シーズン後にアザールの去就が騒がしくなるのは避けられないだろう。チェルシーは選手を慰留する考えと言われているからだ。

 実際、マウリツィオ・サッリ監督が就任した今シーズンのチームにおけるアザールの貢献度は、とてつもなく大きい。プレミアリーグでは8試合で7ゴールと得点ランクの首位に立っている。

 アザール自身も「今はかなり好調だ。このままずっと続けたいね」と、手ごたえを感じている。一方で「今以上の調子だったときもあった」と付け加えた。

「数字としては、今シーズンの序盤戦がベストだ。でも、ピッチでのパフォーマンスという点では、リール時代もチェルシーに来てからも、もっと良い時があった」

 今シーズンの成績にそのパフォーマンスが加われば…。マドリーは是が非でもアザールを獲得しようと動くかもしれない。シーズン残りのアザールの出来と、来シーズンに向けた動向が注目される。
 
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