【2014南関東総体】代表校レポート|鹿島学園

2014年07月31日 高校サッカーダイジェスト編集部

取り戻した「勝利への執念」を糧に全国へ。

鹿島学園
所在地:茨城県鹿嶋市田野辺141-9
創 立:1989年 創 部:1989年
主なOB:佐々木竜太(元鹿島、現HBO東京)

 過去10年で選手権に7度出場し、08年度には4強入り。いまや茨城県を代表する存在となった強豪校だ。ただ、今年は新人戦準優勝、関東大会予選は2回戦敗退といずれもタイトルを逃し、今回の地区予選ではGK金子優(3年)やCB小野(3年)ら主力が負傷により欠場。鈴木監督が「怪我人は相当多い。半分くらいが不在。でも現状で戦うしかない」という中での5試合だったが、選手たちは自分たちの理想とするパススタイルを一時封印し、勝利にこだわるサッカーで勝ちぬくことを決意する。
 
 我慢強い守りから素早くオープンスペースへボールを運び、そこからいずれも打開力のある室井(3年)や金子修(2年)、清成(3年)の個人技や背後への飛び出しを武器とする金沢(3年)、武花(2年)らがゴールを陥れた。そして新人戦で敗れた水戸商との準々決勝で雪辱すると、苦しい戦いとなった準決勝、決勝も制して優勝。苦戦を通して森谷(3年)が「足りない部分だった」という勝利への執念が身につき、怪我から復帰する選手もいる。全国では「もっと動かせると思う」(森谷)という本来の姿も披露する。
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