マルシアルが決めたニューカッスル戦の一撃で、なんとマンUが“13億円”をお支払い

2018年10月12日 サッカーダイジェストWeb編集部

古巣モナコとの間にはユニークなオプションが

窮地のマンUを救う貴重な同点弾を決めたマルシアル。これがプレミア通算25得点となり、古巣モナコに特別ボーナスをもたらすことに。(C)Getty images

 10月6日のプレミアリーグ第8節、マンチェスター・ユナイテッド対ニューカッスル・ユナイテッドの一戦は、まさに劇的な幕切れで前者が3ポイントを奪取した。
 
 マンUは武藤嘉紀のゴールなどで2点のビハインドを背負うも、終盤の70分、76分に2点を奪って瞬く間に追いつくと、90分にアレクシス・サンチェスが大逆転弾! 勝ち星に見放されて批判が高まっていたジョゼ・モウリーニョ監督を救う、ドラマチックな勝利を飾ったのだ。
 
 その試合でチームの2点目を決めたのが、フランス代表FWのアントニー・マルシアルである。ポール・ポグバのパスを受けて鮮やかに右足でゴールに蹴り込んだ貴重な同点弾。この一撃はマルシアルがマンUで決めた、プレミアでの記念すべき25ゴール目となった。これによりひとつのミッションがクリアされたと、米ネットワーク『ESPN』が報じている。

 
 2015年9月1日にモナコからマンUに3600万ポンド(約54億円)で移籍したマルシアル。そこにはさまざまな付帯オプションが付けられており、すべてをクリアすれば6100万ポンド(約92億円)に達すると言われてきた。そのオプションのひとつが、「2019年までのプレミア25得点達成」だったというのだ。同メディアは「ニューカッスルにとって痛恨のゴールとなったが、ユナイテッドにとっても小さくない出費をもたらすゴールとなった。なにせ870万ポンド(約13億円)をモナコに支払うことが決定したのだから」と伝えている。
 
 さらに、まだ達成されていない条項がいくつかあるという。
 
「マルシアルがフランス代表として25キャップに到達すれば、モナコはさらに1000万ユーロ(約13億円)を受け取ることになる(現時点で18キャップ)。ほかにも、バロンドールの候補に選ばれればボーナスの支払いが確定するのだ」
 
 いったいどれだけの"隠れオプション"があるのだろうか。いずれにせよタイムリミットは今シーズンいっぱい、2019年6月末までのようである。
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