ミランが「新たなカカ」パケタを獲得へ! 移籍金はイタリアのブラジル人では史上最高額の45億円超

2018年10月11日 サッカーダイジェストWeb編集部

レジェンドと共通点が多い期待の21歳

一時はパリSGが争奪戦を制したとのニュースも流れたパケタ。10歳で入団したフラメンゴで成長を遂げてきた、得点力もある優れたゲームメーカーだ。 (C) Getty Images

 ミランが早くも来年1月の移籍市場に向けて、新選手の獲得を取りまとめたようだ。
 
 ブラジル紙『Globo Esporte』の報道として、『Gazzetta dello Sport』紙や衛星放送「Sky Sport』などのイタリアメディアが報じたところによると、ミランはフラメンゴのルーカス・パケタ獲得に迫っている。
 
 Gazzetta dello Sport紙は、すでにミランのメディカルスタッフがブラジルに派遣されており、メディカルチェックも済ませたと報じた。バルセロナやパリ・サンジェルマンとの争奪戦を制したミランが、パケタと5年契約を結ぶという。
 
 移籍金は3500万ユーロ(約45億5000万円)で、これにボーナスが加わる見込み。Gazzetta dello Sport紙は、70パーセントがフラメンゴに、30パーセントがエージェント会社に渡ると伝えた。
 
 Sky Sportによると、これはイタリアクラブによるブラジル人選手への移籍金として歴代最高額。2016年にインテルが獲得したガブリエウ・バルボーサ(2950万ユーロ/約38億4000万円)や、元ミランのアレシャンドレ・パット(2400万ユーロ/約31億2000万円)をも上回る。
 
 もっとも、パケタは今シーズンからレアル・マドリーに加わったヴィニシウス・ジュニオールと並び、ブラジルの今後を担うと期待される新星だ。フル代表のチッチ監督は、9月にパケタを招集している。
 
 レオナルドSDのお眼鏡にかなった選手ということで、ミラニスタの期待も小さくない。SNSでは、「パケタのことは知らないけど、カカを連れてきたレオナルドを信じる」という声も上がっている。
 
 確かに、レオナルドが2003年にカカをサンパウロから引き抜いた時、カカは今のパケタと同じ21歳だった。その後の活躍は周知の通りだ。Sky Sportによれば、パケタはカカ同様、信仰心も厚いとのこと。ゴールを決めた際に、両手で天を指さすポーズもカカと同じだ。
 
 トップ下として活躍するパケタだが、現在のミランのフォーメーションは4-3-3。Sky Sportは、ジェンナーロ・ガットゥーゾ監督がインサイドハーフでパケタを使う考えであると報じている。
 
 復権を目指すミランで「新たなカカ」になることができるのか。パケタの今後に注目だ。
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