スペイン代表復帰を喜ぶパコ・アルカセル 「バルサからの移籍決断を満足している」

2018年10月10日 サッカーダイジェストWeb編集部

出場時間81分で得点ランキングのトップに!

公式戦4試合で7ゴールと快調にゴールを重ねるパコ・アルカセル。ドルトムント移籍は、ここまでのところ吉と出ているようだ。(C)Getty Images

 世界的な名門に在籍しても、試合に出られなければ選手はその機会を求めるようになる。この夏、バルセロナを離れてドルトムントにレンタル移籍したパコ・アルカセルもそのひとりだ。

 決断は功を奏した。ブンデスリーガ7節のアウクスブルク戦でハットトリックを達成するなど、アルカセルはわずか3試合、81分間の出場にもかかわらず、ブンデスリーガの得点ランキングでトップに立つ6ゴールをマーク。チャンピオンズ・リーグでも、モナコ戦でゴールを決め勝利に貢献している。

 公式戦4試合で7ゴールという活躍を受け、バルサ時代に指導したルイス・エンリケ監督は、アルカセルをスペイン代表に呼び戻した。2016年3月以来、2年半ぶりの代表復帰となる。
 
『ESPN』によると、代表復帰を果たしたアルカセルは10月9日の会見で、「ドルトムントで良いスタートを切れたおかげでここ(代表チーム)に戻ることができた」と、移籍の決断と新天地での好発進を喜んでいる。

「代表の選手たちは非常にうまい。選ばれるためには、彼らと同じようなハイレベルなプレーをしなければいけないんだ。ここに来ることができたのを誇らしく思う。ドルトムントでの仕事ぶりにとても満足しているよ」

 またアルカセルは、「出場機会を見つけ、自分の仕事を楽しむために、移籍して別のところに行こうと決めたんだ」と振り返った。

「バルセロナでは、リオネル・メッシやルイス・スアレス、フィリッペ・コウチーニョといったクオリティーの選手たちがいて、出場機会を得るのが非常に難しい」

「自分の決断にとても満足している。ドルトムントに来た初日から、チームのみんなが助けになってくれた。国外に挑戦し、言葉もしゃべれない大変さを考えてくれたんだ。僕もうまく適応できた」

 もちろん、ここで立ち止まるつもりはない。アルカセルは「スローダウンしないで続けなければいけない」と、さらなる飛躍に向けて意気込んだ。

「代表に来て、チームを助けることが目標だ。プレーする機会をもらえたら、チャンスを生かしたい」

 スペインは11日の国際親善試合でウェールズと、15日のネーションズ・リーグでイングランドと対戦する。アルカセルは代表でもクラブでの好調を維持できるだろうか。
 
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