エバートンは30日、チェルシーからベルギー代表ロメル・ルカクを移籍金2800万ポンド（約47億6000万円）で獲得したことを発表した。背番号は10。ルカクにとっては昨シーズン、レンタルでプレーしたクラブに、完全移籍した形となる。
 
　昨シーズン、迫力のある突破と豪快なシュートでネットを揺らし続けたルカクは、31試合・15得点の結果を残し、エバートンのEL出場権獲得に貢献。ブラジル・ワールドカップでは、グループリーグこそ不発に終わったものの、決勝トーナメント１回戦でアメリカを相手に初ゴールを記録した。
 
　クラブ、代表で存在感を示す21歳のストライカーは、今シーズンも190センチ・100キロの巨躯を生かし、規格外のパフォーマンスを見せてくれそうだ。

文：ジャンルカ・ディ・マルツィオ
翻訳：片野道郎