森保ジャパンは警戒せよ! パナマ代表DFマチャドのハンパない「飛び道具」

2018年10月11日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

約30メートルのロングスローでアシスト。

右SBでもCBでも機能するマチャド。ロシアW杯では大会直前にレギュラーを外され、1試合のみの出場に終わった。(C)Getty Images

 10月12日、デンカビッグスワンスタジアム(新潟)で開催されるキリンチャレンジカップ2018で日本代表と対戦するパナマ代表。初出場のロシア・ワールドカップでは、攻守ともにクオリティーの低さは否めず、ベルギー(0-3)、イングランド(1-6)、チュニジア(1-2)に3連敗を喫して大会を去った。
 
 とりわけ攻撃面では課題が多く、ボールポゼッションは39%、42%、35%と主導権を握る時間帯はほとんどなかった。12日のゲームも、森保ジャパンがボールを支配する可能性が高い。
 
 とはいえ、パナマにはセットプレーという拠り所がある。北中米・カリブ海予選を勝ち抜いてロシアの地に辿り着けたのも、この「伝家の宝刀」のおかげと言っても過言ではない。実際、イングランド戦で挙げたW杯初ゴールも、FKにフェリペ・バロイ(大会後に代表を引退)が合わせたものだった。
 
 日本がとくに警戒すべきは、DFアドルフォ・マチャドのロングスローだ。その北中米・カリブ海予選(最終ラウンド)のアメリカ戦では、約30メートルのそれをゴール前に送り込み、ロマン・トーレスの同点ヘッド弾をアシストするなど、チ―ムの武器となっている。
 
 2017シーズンには、所属するヒューストン・ダイナモの「ベストDF賞」に輝くなど、1対1の守備にも定評があるマチャド。いまやチーム最年長(33歳)となったベテランが、攻守に渡り日本の脅威となるかもしれない。
 
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