宮市亮、復帰後初の先発出場! フィジカルコンタクトを怖れることなく右サイドで奮闘!!

2018年10月07日 サッカーダイジェストWeb編集部

ザンクトパウリは後半ATのゴールで劇的勝利!

相手の厳しい当たりにも臆することなく、自ら激しいプレーも仕掛けていった宮市。この先が楽しみである。 (C) Getty Images

 10月7日、ブンデスリーガ2部の第9節が行なわれ、ザンクトパウリは3-1でザントハウゼンを下した。
 
 前節でハンブルクとのダービーで勝点1を獲得したザンクトパウリ。今節のホームゲームでは、宮市亮が今シーズン初の先発出場を果たしている。
 
 両膝の靭帯断裂という度重なる大怪我に苦しめられながらもこれを乗り越え、6節インゴルシュタット戦で1年4か月ぶりにピッチに帰還し、さらに決勝ゴールを挙げるという最高の復帰を果たした宮市は、その後の2試合ではベンチ入りするも出番は訪れず、ハンブルク・ダービーでの日本人対決も実現しなかった。
 
 しかし今節、満を持してスタメン入り。右サイドのアタッカーとして試合に入り、フィジカルコンタクトを怖れることなく積極的なプレーを見せ、再三クロスをゴール前に入れていく。
 
 41分には勢い余って背後から相手に激しく当たり、初めてイエローカードを掲げられたりもした。
 
 試合はアウェーのザントハウゼンがボールポゼッションやシュート数で上回るも、スピーディーな攻撃で対抗したザンクトパウリは、17分、宮市のスローインから連係プレーでドゥジャクが抜け出してクロス。これをファーサイドでフリーのディアマンタコスが押し込んで先制点を奪った。
 
 後半、ホームチームはより攻撃の積極性を増したザントハウゼンに再三ペナルティーエリアに侵入され、再三危険なシュートを浴びる。
 
 宮市は後半、右サイドに張るだけでなく、機を見てゴール前に入っていくなど、プレーに変化を加えて相手ゴールに迫ったが、76分にノイデッカーと交代。決定的なプレーはなく、クロスの精度などに課題を残したものの、局面で当たり負けせず、強気な姿勢を貫くなど、今後に期待を持たせた。
 
 試合は73分、ザントハウゼンがFKからベーレンスが頭でゴール左隅に流し込んで同点。1-1のまま90分を迎え、そのまま引き分けに終わるかと思われたが、91分にアラギがフェールマンのヒールパスで抜け出して勝ち越し。さらに3分後、アラギとノイデッカーが完全に抜け出し、ややもたつくもブフトマンが豪快にゴールに突き刺してダメを押した。
 
 土壇場の連続ゴールで劇的に勝点3を獲得したザンクトパウリは4試合負けなしで、順位をひとつ上げて5位に浮上した。次節は23日、敵地でデュイスブルクと対戦する。
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