湘南がJ1残留に一歩前進、直接対決で鳥栖を1-0撃破!トーレスは出番なし

2018年10月06日 サッカーダイジェストWeb編集部

岡本の思い切った攻撃参加が決勝点に結び付く

前半は押し込まれた湘南だったが、ハードワークを続けて後半に盛り返し、勝点3をモノにした。(C)J.LEAGUE PHOTOS

[J1リーグ29節]鳥栖0-1湘南/10月6日/ベアスタ
 
 J1リーグ29節のサガン鳥栖対湘南ベルマーレが6日、ベストアメニティスタジアムで行なわれ、湘南が1-0で勝利した。鳥栖との下位対決を制した湘南は、勝点を35に伸ばし、暫定ながら13位に浮上。J1残留に一歩前進した。
 
 前半に試合のペースを握ったのは鳥栖だった。フェルナンド・トーレスをベンチに温存したホームチームは、代わりに出場したチョン・ドンゴンの高さを有効に使って攻め込む。奪ったボールを素早くこの長身FWに送り、セカンドボールを丹念に拾って圧力をかけた。アウェーの湘南はこうした攻撃を何とか撥ね返すも、クリアするのが精いっぱいで、なかなかカウンターに持ち込めない。前半は互いにゴールを奪えないまま終了した。
 
 後半は湘南が立ち上がりから攻勢を強め、47分にセットプレーから菊地俊介が決定的なヘディングシュートを放つ。しかし、GK権田修一のファインセーブにあってゴールは奪えない。湘南はその後も積極的に攻撃を続け、迎えた62分に待望の先制点を手に入れた。
 
 右サイドを上がった岡本拓也が、ワンツーでエリア内に侵入。DFのマークを外して左足でシュートを放つと、鳥栖の原川力に当たってコースが変わりゴールに吸い込まれた。
 
 試合終盤は鳥栖の猛攻を受けて何度もピンチを迎えたが、湘南はゴール前で身体を張って撥ね返し続け、1-0で勝点3を獲得した。
 
 一方、鳥栖は痛い連敗だ。65分に豊田陽平、67分には髙橋義希をピッチに送り込み、85分には田川亨介を投入してゴールを狙ったが1点が遠かった。順位は変わらずJ2降格圏の17位と苦しい状態が続いている。
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事