21世紀生まれで“史上初”の選出! イングランドの俊英に集まる期待「彼には国外へ行く勇気があった」

2018年10月06日 サッカーダイジェストWeb編集部

ブンデスリーガで躍動する俊英に懸かる期待

マンCを飛び出して鳴り物入りで加わったドルトムントで、飛ぶ鳥を落とす勢いで成長を続けているのがサンチョだ。 (C) Getty Images

 イングランド代表のガレス・サウスゲイト監督は、10月4日(現地時間)、UEFAネーションズ・リーグに向けた招集メンバーを発表。期待の若手3選手が初選出された。

 英公共放送「BBC」によると、今回の代表メンバーは平均年齢が23.9歳と若く、ティーンエイジャーが3選手も選ばれ、国際Aマッチのキャップ経験がない選手も6名と、フレッシュな顔ぶれが並んだ。

 中でも注目を集めているひとりが、ドルトムントに所属する18歳のジェイドン・サンチョだ。「BBC」によると、2000年3月生まれのサンチョは、21世紀生まれの選手で初めてイングランド代表のユニホームを纏うことになるという。

 マンチェスター・シティのユース出身で、昨シーズンに将来性を買われてドルトムントに移籍したサンチョは、今シーズンのブンデスリーガで1ゴール・6アシストと活躍中だ。今月3日に行なわれたチャンピオンズ・リーグのモナコ戦でも1アシストをマークしており、クラブが契約を2022年まで延長するなど、大きな期待を寄せられている。

 レスターのジェームズ・マディソン(21)やダービーのメイソン・マウント(19)とともに、サンチョを選出したサウスゲイト監督は、「デル・アリやジェシー・リンガード、ルベン・ロスタス=チーク、ファビアン・デルフなど、中盤に負傷者がいる。だからチャンスがあるんだ」と、招集の理由を明かした。

「この機会をどう使うべきかを決めたよ。チェックしているエキサイティングな若手たちがいる。これは彼らを見るための素晴らしいチャンスなんだ」

 また、注目株のサンチョについて、サウスゲイト監督は、「イングランドの若手では珍しい。彼には国外に行ってプレーするという勇気があった」と賛辞を寄せている。

「我々は彼にとても興奮しているんだ。ビッグクラブに適応しており、CLの2試合で先発出場した。ファイナルサードで本当にクリエイティブだし、出場した試合ではアシストで大きなインパクトを残している。この数年、イングランドのユースでもインパクトを出していた」

 サンチョをはじめ、25選手中23選手が1990年以降生まれと若返ったスリーライオンズ(イングランド代表の愛称)。12日のクロアチア、15日のスペインと強豪国との対戦が続くネーションズ・リーグで、若き力が躍動するかに注目だ。

次ページ【動画】メッシよりも凄い!? ブンデス公式も絶賛するサンチョの華麗なプレー集

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事