“モウ”限界! 英紙がモウリーニョの今週中の解任を予測…気になる後任はやっぱりジダン?

2018年10月01日 サッカーダイジェストWeb編集部

「ウッドワードCEOは決断を下さなければならない」

チーム内で求心力が極端に低下していることが指摘されるモウリーニョ(左)。はたして、このままユナイテッドで采配を振るい続けられるのだろうか。 (C) Getty Images

 運命の時が刻一刻と迫っている。現在、不振に陥っているマンチェスター・ユナイテッドの指揮官ジョゼ・モウリーニョの解任騒動が熱を帯びているのだ。

 現地9月29日に行なわれたプレミアリーグ第7節のウェストハム戦で、マンチェスター・ユナイテッドは1-3と完敗。早くもリーグ戦3敗目を喫し、開幕7試合で勝点7しか挙げられなかった1989-90シーズン以来、29年ぶりの失態を犯した。

 現地9月25日のリーグカップ3回戦でも、モウリーニョは、自身の愛弟子でもあるフランク・ランパード率いるダービー・カウンティ(英2部)にPK戦の末に敗戦。チームは混迷を極めている。

 そうしたカオスな状況はピッチ内だけではない。ピッチ外では、フランス代表MFで、チームのメインキャストの一人でもあるポール・ポグバとの確執が表面化。一部報道では、クラブ内で内部分裂が起きているとも指摘された。

 ポグバの他にも一部の選手たちから反感を買っているというモウリーニョ。求心力が低下しているポルトガル人監督を取り巻く状況は最悪だ。それだけに英国メディアでは解任論が巻き起こっている。

 英紙『Daily Mail』は、クラブスタッフがウェストハム戦からマンチェスターへと戻る電車内で秘密裏にミーティングを行ない、そこで「ジョゼは今週中に仕事を失う。そのための準備をしなければいけない」という話し合いがなされたことを伝え、今週中にも解任されると見立てた。

 さらに英紙『Telegraph』は、「エド・ウッドワードCEOはモウリーニョの解雇に今のところ消極的なようだ。しかし、クラブ上層部内での批判の声が強まれば、決断を下さなければならない」と断じた。

 そこで気になるのは、モウリーニョの後釜に誰を据えるのか、である。『Telegraph』によれば、現段階でポールポジションを獲得しているのは、レアル・マドリーでチャンピオンズ・リーグ3連覇を成し遂げたジネディーヌ・ジダンだという。

 ユナイテッドの関係者が「ジダンの就任はナンセンス」と一蹴したという報道も飛び出すなか、同紙は、プライベートで英会話のレッスンを受けているというジダンは、かねてよりイングランドで指揮を執ることを望んでおり、ポグバら同胞も多いユナイテッド就任を魅力に感じているとした。

 いずれにしても、モウリーニョが苦境に立たされているのは間違いない。クビ宣告が間近に迫っているポルトガル人指揮官にとって、今週火曜日に行なわれるチャンピオンズ・リーグのバレンシア戦は、文字通り運命の一戦となるだろう。

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