Jウォッチャー平畠啓史が森保ジャパンに推薦する「未招集組でぜひ観てみたい5人のキラ星」

2018年09月30日 サッカーダイジェストWeb編集部

鈴木優磨はいまの日本代表にいないタイプ

前への駆動力に秀でる鈴木。日本代表の新たなスパイスとなり得る。写真:徳原隆元

 10月4日に迫った日本代表のメンバー発表。9月シリーズで声価を高めた若手・新鋭の中から誰が継続して招集され、ロシア・ワールドカップを戦った古参の面々のうち、いずれが復帰を果たすのか。森保一監督のセレクションに特大の関心が寄せられている。
 
 もちろん、前回と同様に新参者が登場する可能性も小さくない。まだまだJリーグや国外組には、呼ばれて然りのキラ星がたくさんいるからだ。
 
 そこで今回は、Jリーグウォッチャーで日本サッカーに精通するタレントの平畠啓史氏に、特別コラムを依頼した。10月5日に『Jリーグ54クラブ巡礼~ひらちゃん流Jリーグの楽しみ方』を上梓するご意見番に問うたテーマは、ずばり「森保ジャパンに推したい未招集組」だ。Jリーグでいまを時めく"旬"な逸材は誰なのか。そして平畠氏が招集してほしい、すれば楽しいと考えるタレントは誰なのか。
 
 熟考のすえ、5人のフレッシュな名を挙げてもらった。

 
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[ひらちゃん推薦①]
前田直輝(FW/名古屋グランパス/23歳)

 今季前半に所属していた松本山雅FCでもいい動きを見せていたが、名古屋に移籍後さらにパワーアップ。10試合で6得点を挙げている(9月22日時点)。迫力と切れのあるドリブル。彼がドリブルを始めるとなにかが起こりそうな雰囲気が生まれる。単独突破の力もあるが、コンビネーションで化学変化を起こすこともできる。そして、左足のシュートは威力十分で魅力的。いま、勢いがある前田直輝を日本代表で観てみたい。
 
[ひらちゃん推薦②]
鈴木優磨(FW/鹿島アントラーズ/22歳)

 ゴール前で迫力を生み出すならこの男。最近でも、26節・湘南戦のアディショナルタイムに決めたヘディングシュートは見事。クロスに対して、迫力をもってゴール前に入っていける選手はそうはいない。ただ、彼は勢いだけでなく、ボールを受けて起点になり、シンプルに中盤の選手を使う。味方が苦しい場面では、身体を張ってボールをキープすることもできる。ただ、それ以上に彼の気迫を全面に押し出すスタイルは、いまの日本代表のフォワードにはいないタイプ。面白い存在になるはずだ。
 

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