「なんという衝撃だ!」「彼は深い眠りに…」ドイツ代表GK、まさかの超凡ミスに世界が騒然!

2018年09月30日 サッカーダイジェストWeb編集部

味方選手のスローインにまったく気づかず…

なかなかお目にかかれないシーンを提供したツィーラー。世界中がスローインとオウンゴールの関係性について再確認した。(C)Getty Images

 欧州4大リーグの舞台で、驚きのオウンゴールが誕生した。
 
 土曜日に開催されたドイツ・ブンデスリーガ第6節、シュツットガルト対ブレーメンの一戦だ。日本代表FW大迫勇也も登場した名門同士の対決で、ハプニングは起こった。
 
 ホームのシュツットガルトが1-0でリードして迎えた68分だ。クリーンシートを睨みながら強固な守備を披露していたディフェンス陣に綻びが出る。左SBのボルナ・ソサが味方GKにスローインでバックパスを送った。するとドイツ代表GKのロン=ロベルト・ツィーラーは最初それに気づかず、目の前にボールを来てから慌ててボールに触ろうとして……。軽く彼の右足をかすめて、ボールは無情にもゴールマウスへ。しっかり状況を見定めていた主審に、迷わずオウンゴールとジャッジされたのだ。

 
 もしツィーラーがタッチしていなければ、ブレーメンのCKとなって再開されたが、中途半端に対応して触れ、トラップミスのようになってしまったことで、今回の惨事に繋がったのだ。
 
 この超が付く珍プレーに国内外のメディアがすぐさま反応。ドイツ全国紙『Spiegel』はルールブックの一節を紹介しながら「なんという衝撃だろうか! (2014年の)ワールドカップ優勝キーパーが信じられないミスを犯した」と記し、同じく『Express』紙は「お粗末で恥ずかしいオウンゴール」と銘打つ。『Welt』紙にいたっては「今シーズンの"もっとも愚かなオウンゴール"に決定!」と皮肉った。
 
 さらに米スポーツ専門チャンネル『ESPN』は「ツィーラーは深い眠りに付いていたようだ。なんとか事態を収束させようとしたが、これが逆効果となった」と報じ、英衛星放送局『Sky Sports』も「世紀の大失態だ! 世界中のフットボールファンはなにが起こったのか、きっと目を疑ったことだろう」と評している。
 
 ツィーラーにとって救いだったのは、その後シュツットガルトがゴンサロ・カストロのゴールで勝ち越しに成功し、辛うじて2-1の勝利を飾れたこと。ホッと胸を撫でおろしたに違いない。

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