土曜日に熊本で開催された、なでしこリーグ第13節、INAC神戸レオネッサvs浦和レッズレディースの上位対決は前者に軍配が上がった。この日試合のなかった日テレ・ベレーザを抜き、暫定首位に浮上している。
 
　３位・浦和との一戦で爆発したのが韓国女子代表のMFイ・ミナだ。まずは41分、リスタートから敵ゴール前で混戦となり、冷静にプッシュして先制点をゲット。さらに２－０としていた84分には一気のカウンターから相手DFを巧みなステップで手玉に取り、ＧＫを豪快に抜いてダメ押し弾を蹴り込んだ。２戦連続弾を決め、ゲームの最優秀選手に贈られるフジバンビ賞を受賞。INAC神戸は３－０の快勝を飾った。

 

　試合後にはクラブ公式ツイッターがイ・ミナ、２点目を決めた仲田歩夢、熊本出身のヤングなでしこメンバー、牛島理子の３ショットを公開。楽しそうな表情を見せたイ・ミナは、さらにＧＫ武仲麗依のSNSにも登場し、チームのエースである岩渕真奈らともセルフィーに収まるなど、チームに溶け込んでいる様子を垣間見せた。
 
　３連勝と波に乗るINAC神戸。10月20日の第16節、日テレ・ベレーザとの天王山決戦に向け、もはやひとつの星も落とせない。