北川、ドウグラスの2トップが爆発した清水が2-0で快勝!! FC東京はACL出場圏内から陥落…

2018年09月29日 サッカーダイジェストWeb編集部

北川、ドウグラス、金子のトリオがFC東京守備陣を翻弄

前半は抑え込まれぎみだったが、決めるべきところできっちり決めた北川。これで今シーズン9ゴール目。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

[J1リーグ28節]FC東京0-2清水/9月29日(土)/味の素スタジアム

 今年でクラブ創設20周年のFC東京。試合開始前に石川直宏、ルーカス、アマラオ、平山相太ら懐かしい面々が集ったOB戦が開催された。

 そのFC東京は現在、リーグ戦7試合を残して3位。ACL出場権(3位以上)を目指すが、4位鹿島との勝点差は1と予断を許さない状況。一方の清水も勝点を獲得し、いち早く残留争いから抜け出したい。

 やや強い雨が降りしきるなかのキックオフ。22分、左から攻め込んだFC東京の太田がゴール前にクロスを上げ、東が頭で合わせるも、ゴール右外へ。その直後、清水は金子の粘った崩しからマイナスのクロスを上げると、ドウグラスがヘッドで合わせるが、室屋が身体を張って阻止した。

 29分、FC東京の左からのCKで森重とフレイレが接触し、試合が中断する。競り合いで倒れた森重の足がフレイレの股間付近に当たってしまい、イエローカードを受ける。警告のみという判断に、フレイレは納得していない表情。

 雨が再び激しさを増すなか、拮抗した状況が続く。

 前半45+1分、金子が単身、FC東京陣内にドリブルで持ち込み、シュートを放つがDFに当たってゴールならず。前半はスコアレスで折り返した。
 
 後半はやや雨足が弱まった状態で開始。FC東京は59分にリンスに代えて米本を投入し、高荻のポジションをひとつ上げて先制点を狙う。

 しかしチャンスを迎えたのは清水。65分、白崎からパスを受けたドウグラスが、ペナルティエリア外から地を這うようなグラウンダーのシュートを放つ。GKの林が弾くが、こぼれ球に北川が飛び込み、頭で合わせて先制ゴール。2戦連発の北川は今シーズン9ゴール目。

 FC東京は71分に永井を投入。78分、東が右サイドのスペースにパスを出したボールに永井が追いつき、折り返したところに高萩が合わせて右足を振り抜くが、GK六反の好セーブに阻まれる。

 79分、チャン・ヒョンスがペナルティエリア内でドウグラスを倒してしまい、清水にPKが与えられる。これをドウグラスがきっちり決めて勝ち越した。

 追い詰められたFC東京は橋本に代えて矢島が入るが決定機を作れず。4分のアディショナルタイムも勢いづいた清水の守備に抑えられ得点ならず。清水が2対0で快勝した。

 これでFC東京はACL圏内から陥落。勝点43にとどまり暫定5位に後退している。一方の清水は勝点を37に伸ばし、9位に浮上した。
 
 次節、FC東京はアウェーで名古屋と、清水はホームで磐田と対戦する。
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