「これまでで最悪の試合だった」アンデルレヒト森岡亮太が格下相手の惨敗に本音をポロリ

2018年09月29日 サッカーダイジェストWeb編集部

たったひとりだけ記者団の質問に応じて…

2戦連続スタメンを飾った森岡だったが、内容はパッとせず。アンデルレヒトは格下相手に苦杯を舐めた。(C)Getty Images

 現地時間9月27日に行なわれたベルギー・カップ6回戦、アンデルレヒトvsサン・ジローズ戦は、前者が本拠地でまさかの0-3完敗。格下の2部クラブを相手に手痛い黒星を喫した。
 
 あまりのショックの大きさからか、試合後のミックスゾーンで取材に応じるアンデルレヒトの選手はほとんどいなかったという。そんななか、丁寧に日本語と英語で記者団の質問に答えたのが、"背番号10"森岡亮太だった。ベルギーの人気サッカーサイト『Voetbalkrant.com』は「誰もが口を閉ざすなかでモリオカだけが礼儀正しく対応した。 ベルギーにいる多くの日本人がそうするようにだ」と記し、選手本人の声を伝えている。
 
「今日ここでなにが起こったのかを説明するのは難しい。もっとチャンスを作らなければいけなかったけど……。まだ結果が信じられないし、なぜ機能しなかったのかが分からない。自分がアンデルレヒトに来てからこれまでで、最悪の試合だった」

 
 ショックを隠せないのはハイン・ヴァンハーゼブルック監督も同様で、「この敗北はすべて私の責任だ。選択を誤り、判断を誤った」と猛省したうえで、「なにかしら将来に繋がる一敗であってほしいと願う。(カップ戦から)早すぎる敗退にただ失望している」と力なく語った。
 
 今シーズンのアンデルレヒトは開幕4連勝で幸先良いスタートを切ったが、当初からチームパフォーマンスは批判の的となっていた。機動性を重視するあまり、攻撃に創造性を欠いていたからで、実際にその後の公式戦は4試合を戦って1分け3敗と振るわず。サン・ジローズ戦の3日前にリーグ戦でスタンダールに2-1で勝利したのも束の間、またしても低調な出来に終始したのだ。
 
 プレシーズンから構想外に近い扱いを受け、開幕後もなかなか出場機会が巡ってこなかった森岡は、そのスタンダール戦でようやく今季初先発を飾った。だが65分で交代を命じられると、2戦連続スタメンとなった今回のサン・ジローズ戦も69分でベンチへ。ゴールに絡むことはなく、アピールには至っていない。
 
 風雲急を告げる名門アンデルレヒト。指揮官更迭の可能性を報じるメディアが出始めるなど、森岡を含めた周辺がかなり騒がしくなってきた。
 
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