モウリーニョ派か? ポグバ派か? マンUで内部分裂が勃発! ルカクやラッシュフォードまでもが…

2018年09月28日 サッカーダイジェストWeb編集部

モウリーニョとポグバの不和をきっかけに起きた内部分裂

モウリーニョ派とポグバ派で分かれてしまったユナイテッド。そのチーム事情を英紙がすっぱ抜いた。 (C) SOCCER DIGEST

 指揮官と司令塔の軋轢によって、マンチェスター・ユナイテッドに暗雲が立ち込めている――。

 今シーズンに5年ぶりのプレミアリーグ制覇を懸けているユナイテッドだが、そのチーム状態が芳しくない。きっかけとなったのが、就任3年目を迎えた指揮官ジョゼ・モウリーニョとチームの"メインキャスト"であるフランス代表MFのポール・ポグバの関係悪化だ。

 以前から"不仲"が噂されてきた両者だが、現地9月26日に、英衛星放送『Sky Sports』が、練習場で何事かを話し合った末に睨み合うという、一触即発の緊張感が漂う様子をカメラに収めたことで、その亀裂がもはや修復不可能なところにまで来ていると憶測を呼んでいる。

 ついには、チームそのものが内部分裂の危機に瀕していることも伝えられた。英紙『Mirror』を始めとする複数の国内メディアが一斉に報道したのだ。

『Mirror』によれば、一連の騒動により、ユナイテッドには、モウリーニョに対立する派閥が生まれており、ポグバを中心にアントニー・マルシアル、エリック・バイリーなどのフランス語圏の選手、さらに若手注目株のマーカス・ラッシュフォードやルーク・ショーも指揮官に対して反旗を翻しているという。

 一方、モウリーニョを支持するグループも存在するようで、アシュリー・ヤングやネマニャ・マティッチを中心に、チームキャプテンのアントニオ・バレンシアやマルアン・フェライニなどの中堅・ベテラン勢が占めており、同紙は「自己中心的な振る舞いの目立つポグバと距離を置いている」と綴っている。

 ここで気になるのは、チームの頼れる点取り屋で、「ドレッシングルームの中心人物(Mirror紙)」であるロメル・ルカクがどちらについているのか、だ。『Mirror』によれば、一緒にオフを過ごすなどポグバと友人関係にあったベルギー代表FWだが、ここ最近は距離をおいており、モウリーニョ支持派に回っているようだ。

 ライバルのリバプール、チェルシー、マンチェスター・シティらが順調なスタートを切った一方で、ピッチの内外で混沌とした状況が続いているユナイテッド。現状を打破すべく、クラブ首脳はいかなる策を講じるのか? もはや看過できるレベルではないはずだが……。

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