「愚かで見苦しい行為だ!」金星を挙げたレガネスのGKがバルサの“振る舞い”に激高!

2018年09月28日 サッカーダイジェストWeb編集部

特大の驚きを提供した一戦の試合後に…

首位バルサを撃破し、今季初白星に沸いたレガネス。だがバルサの礼を欠いた振る舞いにより、やや後味の悪い試合となってしまった。(C)Getty Images

 水曜日に行なわれたラ・リーガ第6節で、最下位レガネスにまさかの今シーズン初黒星を喫したバルセロナ。12分にフィリッペ・コウチーニョの先制点でリードを奪うも、52分、53分と立て続けに敵のロングボールから被弾し、1-2の逆転負け。スペインの国内メディアも「バルサが大失態!」「特大のサプライズだ」と大々的に報じた。
 
 この試合で金星の立役者となったのが、レガネスの正守護神、イバン・クエジャールだ。終了間際にレガネスはコウチーニョ、イバン・ラキティッチに2度のビッグチャンスを掴まれるも、クエジャールが神懸かりなセーブでこれをブロック。称賛の的となったのだ。
 
 しかしながら試合後のスペイン人GKは、喜びよりも怒りの感情が先だっていたようだ。タイムアップ直後のバルサの振る舞いは受け入れがたいものだったという。米スポーツ専門チャンネル『ESPN』など複数のメディアがその声を伝えている。
 
「僕たちレガネスはどんな時でも謙虚だ。試合に勝っても負けても、対戦相手へのリスペクトを忘れない。それがプロフェッショナルのあるべき態度だろう。では、今日のバルサはどうだったか。彼らは僕たちには目もくれず、挨拶を交わすこともなく、とっとと控室へと引き上げたんだ。なんて愚かで見苦しい行為だろうか。考えられない。誰も問題視しないかもしれないけど、僕はあえて声高に言わせてもらうよ」
 
 つまるところ、バルサは"バッドルーザー"だったと主張するのだ。ジェラール・ピケの判断ミスによる失点で逆転を許し、今シーズン最大の番狂わせを起こした。フラストレーションを溜めていたとはいえ、礼を欠いた行為だったのは確かだろう。

 
 クエジャールはこう試合を評した。
 
「前半は本当に苦しかったけど、後半開始からの30分間で勝負が決まった。僕たちの粘りがバルサを打ち負かしたんだ。ようやく掴んだ初勝利がバルサ相手だなんて信じられないけど、大きな自信に繋げられるだろうから、途轍もなく貴重な3ポイントになった」
 
 世界中を驚かせた一戦。それでもバルサは首位を堅持し、一方のレガネスもいまだ最下位のままと、両チームともに順位は変わっていない。
 

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