前半だけで3失点。セビージャに大敗のマドリー、モドリッチの反撃の一発もVARに取り消され…

2018年09月27日 サッカーダイジェストWeb編集部

宿敵バルサを突き放す絶好の機会だったが。

昨シーズンの終盤も2-3で落としていたアウェーのセビージャ戦に、まさかの大敗。マドリーは首位に躍り出るチャンスをみずから逃すことに。 (C)Getty Images


 ラ・リーガ第6節のセビージャ対レアル・マドリーの一戦は、3-0でホームのセビージャが圧勝を飾った。

 バルセロナが最下位レガネスに逆転負け(1-2)を喫した直後にキックオフとなったこの試合、同勝点で2位につけていたマドリーにとっては、単独首位に立つ絶好のチャンスだった。
 
 しかし、マドリーファンの期待は前半のうちにあっさり潰えることになる。

 16分、パブロ・サラビアが中盤でカットしたボールを右サイドのヘスス・ナバスがドリブルで運び、中央に折り返したところをアンドレ・シウバが決めてセビージャが先制。これで勢いに乗ったホームチームは5分後、すぐさま追加点を奪う。ヘスス・ナバスのシュートをティボー・クルトワが弾き、これをふたたびアンドレ・シウバが押し込んだ。

 39分にもウィサム・ベン・ヤーデルにゴールを奪われ、前半だけで3点のリードを許したマドリーは、53分にマルコ・アセンシオとのワンツーからルカ・モドリッチが1点を返すものの、これはVARによりオフサイドと判定され、ノーゴールに。ガレス・ベイルが62分に至近距離から放った一撃も、セビージャ守護神トマシュ・ヴァツリークの左手に止められた。

 モドリッチがFIFAの年間最優秀選手に選ばれ、年間ベストイレブンにもそのモドリッチを含む最多の4人が選出されたマドリーだが、昨シーズンに続いてサンチェス・ピスファンで痛い黒星を喫し、宿敵バルサを突き放す絶好の機会をみずから逃すこととなった。
 
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