C・ロナウドは3戦連発ならず! しかし、ユーベはディバラの今季初ゴールで無傷のセリエA6連勝

2018年09月27日 サッカーダイジェストWeb編集部

ディバラの今季初ゴールで快勝! ナポリ戦へ弾み

初ゴールを決めてチームを勝利に導いたディバラ。もちろん、得点後にはお馴染みのマスクポーズも決めた! (C) Getty Images

 現地時間9月26日、セリエA第6節が行なわれ、ユベントスはホームでボローニャと対戦した。

 開幕5連勝と前人未到のセリエA8連覇へ快調なスタートを切ったユーベ。そんな絶対王者の注目は、大黒柱C・ロナウドだ。ここ2戦3発と波に乗る点取り屋は、ディバラと2トップを組んだ。

 試合は序盤から7割以上のポゼッション率をマークしたユーベが流れを掌握し、早々に均衡を破る。12分、自陣からのボヌッチのロングフィードをディバラが落とし、ルーズボールをボックス内のマテュイディがシュート。これは相手GKに弾かれるも、こぼれ球をアルゼンチン代表FWが冷静に決めた。

 ディバラの嬉しい今シーズン初ゴールで先制に成功したユーベは、なおも主導権を握り続け、ボローニャを完全に守勢に回す。そして5分後に追加点を奪う。起点となったのは、C・ロナウドだ。

 16分、ディバラの左サイドからのクロスをファーサイドで待ち受けていたC・ロナウドが、中へと折り返すとフリーとなっていたマテュイディが左足で豪快にゴールの上へと蹴り込んだ。

 今シーズンのセリエAでいまだ1勝と下位に沈むボローニャを、勢いと地力の差で凌駕したユーベは、その後も反攻の余地を与えることなく危なげなく試合を進行。そのなかでC・ロナウドは、コンビを組むディバラと交互にポジションを下げ、ポゼッションに加わるなど、戦術面で適応している姿を見せた。

 2点をユーベがリードしたまま迎えた後半も、ホームチームのペースは全く落ちることはなかった。むしろ、60分以降は、ビハインドを背負ったなかで、守備に時間を割かれたアウェーチームに精神的な披露が見え始め、試合はより一方的な展開へと流れた。

 ダメ押し点を奪おうと攻勢に転じたユーベは、59分にカンセロが迫るなど、コンスタントに決定機を迎えて、ボローニャを着実に弱らせていった

 3戦連発が期待されたC・ロナウドは、力強いポストプレーでビルドアップにも絡むなど、小さくない貢献度を見せたが、この日は、本人が欲しているゴールだけが遠い。71分には自らが獲得したFKを直接狙うも、壁に直撃してしまいキックの精彩を欠いた。

 その後も味方から多くのボールを供給されたC・ロナウドだったが、ゴールシーンは最後の最後まで生まれず……。試合終盤には幾度のチャンスを決められなかった本人が天を仰ぎ、悔しさを露わにしていた。

 それでも、ユーベは、最後までボローニャに隙を見せずに圧倒。結局、試合は2-0で終了となった。これで開幕からの連勝を6に伸ばした絶対王者は、単独首位の座をがっちりキープ。現地9月29日に迎える2位ナポリとの大一番に向けて弾みをつけた。
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