なでしこジャパン10番がベレーザの“集客プロデューサー”に就任! 奇抜な企画を続々提案中

2018年09月25日 サッカーダイジェストWeb編集部

INAC神戸との天王山で「5000人満員」を!

みずから志願して“もみP”となった籾木。現役慶大生が考えた斬新なプランとは? (C)TOKYO VERDY

 なでしこリーグで首位を走る日テレ・ベレーザが、一大キャンペーンに打って出る。
 
 先のU-20女子ワールドカップでヤングなでしこが初優勝を飾れば、アジア大会ではなでしこジャパンが金メダルを獲得と、日本女子サッカー界は目下、飛ぶ鳥を落とす勢いだ。来年にはFIFA女子ワールドカップ・フランス大会を控え、さらに2年後には東京五輪が待ち受ける。そんな女子サッカー界を国内リーグから盛り上げようと、名門ベレーザがアクションを起こしたのである。
 
 現在リーグ戦で2位に付けているのがINAC神戸レオネッサだ。ポイント差はわずか3で、10月20日(土)の第16節の直接対決(会場は味の素フィールド西が丘)が天王山となる可能性が高い。なでしこジャパンのメンバーを数多く抱える2強。その大一番に向けて、「5000人満員プロジェクト」を立ち上げたのだ。

 
 今企画の最大の目玉は、現役選手が"集客プロデューサー"に就任した点だろう。先のアジア大会でなでしこジャパンの10番を背負ったMF籾木結花で、「選手としてプレーしているだけではなく、集客にかかわってみたい」とみずから志願して"もみP"となった。現役の慶應大生でもある22歳。"もみP"がまず打ち出したのはふたつの試みだ。
 
 まずは、「プレミアムシート presented by もみP」と銘打った特別席。メインスタンドのど真ん中に配されたシートで、選手入場時に花道で選手を送り出し、キックオフ直前の集合写真には選手とともに収まれるなど、なかなか普段はできないレアな体験だ。限定20名で価格は税込1万円。チケットぴあでのみ購入可能だが、売り切れ必至だろう。
 
 二つ目は、いかにも女子らしい発想。「選手デザイン対決!オリジナルタオルを販売!」で、選手を2グループに分けて、オリジナルタオルをデザインさせ、それぞれの販売数を競わせるというものだ。「チーム青春」が田中美南、中里優、隅田凜、清水梨紗で、対する「チームアミーゴ」が有吉佐織、山下杏也加、長谷川唯という面々。INAC神戸戦の当日にしか購入できない限定グッズだ。"もみP"はこの商品にアンケートを付けて、サポーターの意見も吸い上げたいと考えている。
 
 もちろんほかにも、集客に向けた企画が満載。「特製ベレーザTシャツを先着5000名に進呈」「小学生先着1000名無料招待」「天然芝で小学生ミニサッカー大会開催」などなど。はたしてクラブは殿堂・西が丘をミドリ色の染めることができるのか。そして"もみP"の辣腕はいかに発揮されるのか。要チェックだ!

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