指揮官の評価が急落中のゲッツェの代わりに…
好敵手ゲッツェの評価が下がるなか、少しずつ調子を上げ、出場機会を増やしている香川。今後のパフォーマンスからも目が離せない。 (C) Getty Images
ドルトムントに所属する日本代表MF、香川真司に光明が差し込んでいる。
今シーズン、香川はブンデスリーガで開幕から3試合連続でベンチ外となり、一時は構想外とも見られていた。しかし、代表ウィーク中のテストマッチで結果を出し、チャンピオンズ・リーグ(CL)のクラブ・ブルージュ戦で交代出場から好プレーを披露。続く9月22日のブンデスリーガ4節のホッフェンハイム戦では初先発の機会を得るなど、徐々に評価を高めている。
そんな日本代表MFは今後さらに出場機会が増える可能性が出てきている。というのも、トップ下のポジションを香川と争うドイツ代表MFのマリオ・ゲッツェがコンディションを落とし、指揮官リュシアン・ファーブルによる評価が急落しているからだ。
今シーズン、香川はブンデスリーガで開幕から3試合連続でベンチ外となり、一時は構想外とも見られていた。しかし、代表ウィーク中のテストマッチで結果を出し、チャンピオンズ・リーグ(CL)のクラブ・ブルージュ戦で交代出場から好プレーを披露。続く9月22日のブンデスリーガ4節のホッフェンハイム戦では初先発の機会を得るなど、徐々に評価を高めている。
そんな日本代表MFは今後さらに出場機会が増える可能性が出てきている。というのも、トップ下のポジションを香川と争うドイツ代表MFのマリオ・ゲッツェがコンディションを落とし、指揮官リュシアン・ファーブルによる評価が急落しているからだ。
ドイツ・メディア『SPOX.com』によれば、今シーズンからドルトムントに就任したファーブルは、プレシーズン中にロシア・ワールドカップに参加したメンバーを除く全員を見定めようとしたものの、ゲッツェは自身のハネムーンを理由に長期休暇を申請し、チームのアメリカ遠征に帯同しなかったという。
これにファーブルは不満を抱いてしまったと伝える『SPOX.com』は、「ゲッツェがドルトムントで、ブンデスリーガの開幕から4試合で1分もプレーできていないのは初めての経験だろう」と綴っている。
こうした報道に対してファーブルはドイツ衛星放送「Sky Sports」で、「ゲッツェに何ができるかは誰もが分かっている。だが、これは私の決断だ。彼をいま出していないのは、純粋に競技上の理由なんだ」と、あくまでチーム内の競争による起用法であることを示唆した。
今後もゲッツェがこうした状況に置かれることになれば、必然的に香川の出場機会は増えてくるはずだ。イングランドのサッカー専門メディア『90MiN』は、かつてマンチェスター・ユナイテッドに在籍したサムライ戦士へ次のような期待を寄せている。
「香川はファーブルの下で重要な役割を果たすことになるだろう。昨シーズンの後半戦はケガで離脱していたが、チーム最高の選手の1人であることに変わりはなかった。今、この日本人には忍耐が必要だ。そうすれば、必ずチャンスは訪れる」
ゲッツェ以外にも中盤の攻撃的なポジションには、マフムード・ダフートやジェイドン・サンチョなど、豊富に駒を揃えるドルトムント。それだけに、香川が今後も厳しい競争を強いられることは間違いないが、そのなかで彼は、以前のように定位置を勝ち取ることができるだろうか?