「馬鹿げた行為だ!」「不当なジャッジ」CLで一発退場のC・ロナウドに欧州メディア騒然!

2018年09月20日 サッカーダイジェストWeb編集部

154試合目のCLで初のレッド「彼は肩を震わせ、涙を浮かべていた」

厳しい判定に納得がいかない様子のC・ロナウド。目にはうっすらと涙が……。(C)Getty Images

 クリスチアーノ・ロナウドがユベントスでのCLデビュー戦で一発退場だ。
 
 水曜日に行なわれたチャンピオンズ・リーグ第1節、バレンシアvsユベントス戦、その29分だった。ゴール前のポジション取りで、C・ロナウドと接触した相手CBジェイソン・ムリージョが転倒。ポルトガル代表FWは「わざと転んでるじゃない! 早く立て!」とばかりに、ムリージョの頭部をタッチした。髪の毛を軽く引っ張り上げているようにも見えるが……。
 
 この対応にムリージョが激高して、あわや乱闘の大騒ぎに発展した。ゴール横の副審の連絡を受け、プレーを止めた主審は迷わずレッドカードを提示。C・ロナウドは納得がいかないとばかりに仰向けになって激しく手で地面を叩きつけた。

 
 敵地で思うようにプレーできず、イライラが募っていたとはいえ、軽率なアクションに欧州メディアの意見はさまざまだ。
 
 英紙『The Sun』は「なんて馬鹿げた行為をしたものか! ロナウドほどの大物が感情をコントロールできないとは……」と断じ、欧州衛星放送局『EUROSPORTS』は「世界中を驚かせ、悲しませるリアクションだ」とスーパースターの振る舞いに疑問を呈した。
 
 かたやイタリア全国紙『Gaztta dello Sport』は「確かにムリージョの頭に触れてはいるが、あまりにも過剰なジャッジだろう。ロナウドは悔しさに肩を震わせ、涙を浮かべていた」と記し、「彼の154試合のCLゲームで初の退場だ」と報じている。同じくイタリア・メディア『Mediaset』も同調。「ロナウドはなにもしていない。あったとしてもイエローが妥当だろう。不当なジャッジだ」と論じている。
 
 エースを失ない、早い時間帯で10人となってしまったユーベだが、それでもミラレム・ピャニッチのふたつのPKで2-0の快勝を収めるのだから流石だ。
 
 いずれにせよこれからの数日間、波紋を呼びそうな今回の退場劇。UEFA(欧州サッカー連盟)の規定によれば、C・ロナウドは少なくとも2試合の出場停止が濃厚で、第3節に予定されている古巣マンチェスター・ユナイテッドとのゲームも欠場することになりそうだ。

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