【CL】フィルミーノのAT弾でリバプールが大一番を制す! パリSGも粘りを見せたが…

2018年09月19日 サッカーダイジェストWeb編集部

ドイツ人監督対決はクロップに軍配。

91分、フィルミーノ(背番号9)の右足から放たれたシュートがゴール左隅に突き刺さり、リバプールが土壇場で勝利を手にした。(C)Getty Images


 チャンピオンズ・リーグ1節、グループC最大の注目カードであるリバプール対パリ・サンジェルマンの一戦は、3-2でホームのリバプールが勝利した。

 ユルゲン・クロップとトーマス・トゥヘルのドイツ人指揮官対決にも注目が集まったゲーム、先制したのはホームのリバプールだった。

 会場のアンフィールドが大歓声に包まれたのは30分、トレント・アレクサンダー=アーノルドがあげたクロスは逆サイドまで流れるが、左SBのアンドリュー・ロバートソンがこれをダイレクトで折り返す。そこに飛び込んだのはダニエル・スターリッジ! パリSGのCBコンビ、チアゴ・シウバとプレスネル・キンペンベの間に割って入ると、豪快なヘッドを突き刺した。

 そして、先制点の興奮がまだ収まりきらない36分、ふたたびリバプールにゴールが生まれる。エリア内でモハメド・サラーからパスを受けたジョルジニオ・ヴァイナルダムがファン・ベルナトに倒され、PKを獲得。これをジェームズ・ミルナーがゴール右隅に流し込んだのだ。

 前半終了間際にトマ・ムニエの左足ボレーが決まり、パリSGが1点を返すが、後半も完全なリバプールのペースでゲームが進んだ。パリSGはなかなかフィニッシュまで持ち込めず、防戦一方の展開を強いられる。58分のモハメド・サラーのゴールは直前のファウルで取り消されたが、アウェーチームの劣勢はその後も続いた。
 
 しかし、リバプールの勝利がほぼ決したかに思われた83分、パリSGに同点ゴールが生まれる。それまでやや存在感の薄かったネイマールがゴール前に高速ドリブルで突進していき、最後はエムバペ。19歳のストライカーは、正確なトラップから冷静に右足で流し込んだ。

 試合は2-2でアディショナルタイムに突入する。だが、ドラマはまだ終わっていなかった。左目の怪我でスタメンを外れ、後半途中からピッチに入っていたロベルト・フィルミーノが、91分に決勝ゴールをもぎ取ったのだ。

 ナンバー9を背負うブラジル人ストライカーは、左足のキックフェイントで対峙するマルキーニョスをかわすと、すかさず右足を振り抜く。低い弾道は一度ピッチを跳ねると、そのままゴール左隅に吸い込まれた。

 3-2――。注目の大一番は、昨シーズンのファイナリストであるリバプールが最後の最後に意地を見せ、貴重な勝点3を手に入れている。
 

次ページ【動画】CL1節屈指の好カード、リバプール対パリSGのハイライトはこちら

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事