大手ブックメーカーのCL優勝オッズ、4連覇を狙う王者マドリーを上回った4チームとは?

2018年09月18日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

なりふり構わず欧州制覇を狙うユベントス。

CLの優勝候補に挙がるマンチェスター・C(左上)、バルセロナ(右上)、ユベントス(左下)、パリSG(右下)。R・マドリーの4連覇をストップするのは? (C)Getty Images

 9月18日(現地時間)、2018-19シーズンのチャンピオンズ・リーグ(CL)がいよいよ幕を開ける。
 
 最大の注目は、レアル・マドリーの4連覇をどのチームが止めるかだろう。英国の老舗ブックメーカー『ウィリアム・ヒル』社のオッズから覇権争いを占ってみる。
 
 優勝オッズが5.5倍で「本命」と目されているのが、マンチェスター・シティだ。圧倒的な力の差を見せつけて昨シーズンのプレミアリーグを制覇。就任3年目を迎えるジョゼップ・グアルディオラ監督の下、チームは完成形に近づきつつある。
 
 バイエルンを率いた3シーズンでブンデスリーガをすべて制しながら、CLで結果を残せなかったことで批判を浴びることもあったペップは、もはやプレミア優勝だけでは周囲を満足させられないことはわかっているはず。今シーズンは本気でタイトルを狙ってくるだろう。
 
 そのペップの古巣バルセロナが7.0倍で「対抗馬」の一番手だ。こちらもわずか1敗でラ・リーガ優勝を成し遂げながら、CLの準々決勝でローマに大逆転負けを喫したことで、「完璧」に近かったシーズンにケチがついた。
 
 何より、宿敵R・マドリーの独壇場をこのまま指をくわえて見ているわけにはいかない。アンドレス・イニエスタから腕章を引き継いだリオネル・メッシが、「今シーズンはチャンピオンズ・リーグを獲りに行く」と明言したように、モチベーションはすこぶる高い。
 
 CL制覇を切実に願うという点では、3位(8倍)のユベントスも負けていない。セリエA7連覇中と国内では敵なしのイタリア王者が、クラブのポリシーに反して、33歳のクリスチアーノ・ロナウド獲得に約150億円を費やしたのも、逸材マッティア・カルダーラと引き換えにCBレオナルド・ボヌッチを復帰させたのも、すべては23年間も遠ざかっている欧州制覇のためだ。このなりふり構わない姿勢が身を結ぶのか。
 
 4位は8.5倍のパリ・サンジェルマン。ユーベと同様、リーグ・アンでは一等地を抜いており、シティと同じくCL初制覇に並々ならぬ意欲をみせる。ネイマール、エディンソン・カバーニ、そしてロシア・ワールドカップで圧巻のパフォーマンスを見せた19歳キリアン・エムバペで構成された3トップの破壊力は世界屈指。新加入の守護神ジャンルイジ・ブッフォンの「経験値」もプラスになるはずだ。
 

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