【コスタリカ戦|戦評】中島、堂安、南野の出来は期待以上。ただしW杯主力組との融合に懸念も…

2018年09月12日 本田健介(サッカーダイジェスト)

アタッカー陣の力強いパフォーマンスが光る

南野は代表初ゴールをマーク。アタッカー陣は特長を大いにアピールした。写真:山崎賢人(サッカーダイジェスト写真部)

[キリンチャレンジカップ2018]日本 3-0 コスタリカ/9月11日/パナソニックスタジアム吹田
 
 9月7日に札幌で予定されていたチリ戦が現地の地震の影響で中止になった森保ジャパンは、初陣として9月11日に大阪でコスタリカと対戦した。
 
 試合前、スタジアムにはどこか落ち着かない雰囲気が漂っていた。ロシア・ワールドカップから約3か月、ベスト16進出を果たしたチームからメンバーは大きく入れ替わった。そのなかで「新生日本代表はどんなサッカーを見せてくれるのか」――。多くの人は期待感とともに、一抹の不安を抱えていたように感じる。
 
 森保一監督が選んだスタメンは以下の顔ぶれだ。システムは4-4-2で、GKは東口順昭、最終ラインは左から佐々木翔、槙野智章、三浦弦太、室屋成、中盤はボックス型でボランチは青山敏弘、遠藤航、中盤2列目は左に中島翔哉、右に堂安律、2トップは南野拓実、小林悠となった。
 
 序盤から光ったのはアタッカー陣の力強いパフォーマンスだった。10番を背負った中島は自慢のドリブルと圧巻のテクニックで左サイドから攻撃を牽引し、右サイドからは堂安がカットインしてコスタリカ守備陣を崩しにかかった。
 
 さらに中央からはオーストリアで逞しさを増した南野が、相手を引きずりながらでもボールを持ち運び、前日には「周りの選手を自由にプレーさせることで、自分にもチャンスがくると思う。彼らが特長を出すことが自分にも返ってくるはず」と語っていた小林が周囲と有機的に絡み、シュートチャンスを演出した。
 
【日本代表PHOTO】日本 3-0 コスタリカ|南野、伊東の代表初ゴールなど、3ゴールで森保監督初陣を勝利で飾る!守備陣は無失点!

【日本代表PHOTO】試合後、サポーターの声援に応える森保ジャパン!

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【中島翔哉PHOTO】これが日本の新10番!終始観客を魅了するプレーを見せた中島のPHOTOギャラリー!!

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