苦境の岡崎慎司、レスター退団か!? 地元紙記者が現状をバッサリ「指揮官の要求に応えてない」

2018年09月08日 サッカーダイジェストWeb編集部

岡崎を中心に“奇跡”の優勝メンバー5人の退団を予測

わずか28分間の出場にとどまっている今シーズンの岡崎。そんな苦しい現状を踏まえ、地元紙記者は「遅くとも来夏には退団するだろう」と推測した。 (C) Getty Images

 レスターで4年前に"奇跡"のプレミアリーグ優勝を成し遂げた戦士たちの去就が注目を集めている。日本代表FW岡崎慎司も、そのひとりだ。

 2015年6月にブンデスリーガのマインツからレスターへ加入した岡崎は、最前線で身体を張るスタイルが、当時のクラウディオ・ラニエリ監督に評価され、欠かせぬ主力として"奇跡"と言われたプレミアリーグ制覇に貢献した。

 しかし、そんな岡崎の立場は4シーズン目にして危うくなっている。

 昨年10月にフランス人監督のクロード・ピュエルが就任すると、チームはそれまでのカウンターサッカーからアクティブなパスサッカーを身上とするようになり、その成熟度が増していくなかで岡崎は出場機会を失っているのだ。

 開幕前の移籍市場でCFのレオナルド・ウジョア、イスラム・スリマニが退団した今シーズンは、プレミアリーグで出場時間28分と苦境にある岡崎。エースのジェイミー・ヴァーディーが2節のウォルバーハンプトン戦で一発退場を受け、3試合の出場停止となってからもピュエルは他のFW陣を起用している。その事実からも、日本代表ストライカーの序列が低いことは明らかである。

 レスターとの契約が2019年6月までとなっており、まさにキャリアの正念場を迎えている32歳の日本代表FWについて、地元紙『Leicester Mercury』で、レスターの番記者を務めているジェームズ・シャープ氏は、「契約延長の可能性は低い」と、他選手の動向を交えて推測している。

「ウェス・モーガン、ダニー・シンプソン、ヨアン・ベナルアン、クリスティアン・フックス、そしてシンジ・オカザキは今シーズン終了後に契約を打ち切られるだろう。

 特にオカザキの状況は興味深いものがある。現在32歳であり、ボールを保持して攻撃するピュエルのチームにおいて、その要求に応えられないため、遅くとも来夏には退団するだろうと考えているが、彼が抜ければ、レスターの攻撃の選択肢が不足してしまうのも事実だ」

 地元記者にも退団濃厚と断じられてしまった岡崎は、果たして、このままレスターを離れるのだろうか?
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