森保U-21ジャパンから堂々2名! 海外メディアが選ぶ「アジア大会ベスト11」の面子は?

2018年09月05日 サッカーダイジェストWeb編集部

「清水エスパルスの20歳は、今後の成長が楽しみ」

目標のベスト4を超える成績を残したU-21日本代表。はたしてここから東京五輪へ、そしてA代表へ羽ばたくのは誰か。写真:早草紀子

 アジア大会決勝で、惜しくも延長戦の末に韓国の後塵を拝した森保U-21ジャパン。2年後の東京五輪、さらには4年後のカタール・ワールドカップへと続く道を考えれば、今後に向けて大きな糧とできる銀メダルだ。
 
 日韓がファイナルで鎬を削った一方で、同日に行なわれた3位決定戦ではベトナムがUAEに挑み(後者が勝利)、マレーシアやインドネシアが躍進を遂げるなど、今大会は東南アジア勢の台頭が目を引いた。アジアの勢力図に小さくない変化が訪れようとしているのは確かだろう。
 
 米スポーツ専門チャンネル『Fox Sports Asia』で、アジア通記者として名を馳せるのがガブリエル・タン氏だ。同記者は「結果的に日本と韓国の強さが際立ったが、東アジア以外の地域も好チームが目白押しだった」と絶賛。そして、「今大会はU-23世代の大会だ。よってオーバーエイジを除く選手を対象とした。ソン・フンミンも(得点王の)ファン・ウィジョも含まれていない」と前置きして、独自にチョイスした大会ベスト11を紹介している。
 
 大会を彩ったヤングスターがひしめくなか、U-21日本代表からは堂々2名がセレクトされた。今大会でチーム最多の4得点を挙げたFW岩崎悠人と、守備の要として奮迅の働きを見せたCB立田悠悟だ。こんな寸評が添えられている。
 
「U-23の大会ながら日本はあえてU-21世代で臨み、苦しい試合をモノにしながら準優勝を飾ってみせた。その攻撃陣で異彩を放ったのがユウト・イワサキで、大会を通じてもっとも危険な"個"のひとりだったと断言できる。守備陣から選ぶならユウゴ・タツタだ。サウジアラビア戦(準々決勝)ではオウンゴールを献上してしまったが、189センチの守備者はそれを補って余りある素晴らしい出来を披露した。日本の3バック中央でゲームを的確に読み続けたのだ。清水エスパルスの20歳は、今後の成長が楽しみなタレントである」

 
 ちなみに優勝した韓国からは、左SBのキム・ジンヤと決勝で先制点を挙げたFWイ・スンウが選ばれ、望外の快進撃を続けたベトナムからは最多3名がエントリーしている。『Fox Sports Asia』選出のアジア大会ベスト11は以下の通り。今後10年の日本代表の前に立ちはだかりそうな好タレントたちをチェックだ。
 
GK:モハメド・アル・シャムシ(UAE)
右SB:ヴー・ヴァン・タン(ベトナム)
CB:立田悠悟(日本)
CB:ブイ・ティエン・ドゥン(ベトナム)
左SB:キム・ジンヤ(韓国)
セントラルMF:グエン・クアン・ハイ(ベトナム)
セントラルMF:オディロン・ハムロベコフ(ウズベキスタン)
トップ下:イ・スンウ(韓国)
右ウイング:サファウィ・ラシド(マレーシア)
CF:ザビヒーリョ・ウリンボエフ(ウズベキスタン)
左ウイング:岩崎悠人(日本)
 
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