親日家の元伊代表やあの問題児など個性派がズラリ! Jリーグクラブに薦めたい欧州の大物フリーたち

2018年09月03日 サッカーダイジェストWeb編集部

ユーベとの25年の蜜月関係を切った元伊代表

いまだどのクラブとも契約を結んでいない大物たちは、はたして、どこに新天地を求めるのか。 (C) Getty Images

 現地時間8月31日、欧州主要リーグの移籍市場がクローズした。

 今夏の移籍市場は例年とは異なり、プレミアリーグ(8月9日)とセリエA(8月17日)が、新シーズンの開幕前日に締め切られたこともあり、目立った駆け込み移籍は少なく、比較的静かに終幕した。しかし、クリスチアーノ・ロナウド(R・マドリー→ユベントス)やアリソン(ローマ→リバプール)、ティボー・クルトワ(チェルシー→R・マドリー)など、ビッグネームの移籍は話題を呼んだ。

 当然、移籍市場が閉まれば、クラブ間での選手の移籍は認められない。しかし、どのクラブにも所属しない、いわゆる"フリー"の選手たちならば、いまも契約は可能だ。ここでは、フランス誌『France Football』がまとめた現在フリーの大物たちを紹介しよう。

 まず、最初に紹介するのは、下部組織時代を含め25年に渡って蜜月関係を築いたユーベとの契約を、今年8月に解消したイタリア代表MFのクラウディオ・マルキージオだ。

 過去にプライベートでも来日経験のある親日家は今夏、J1のサガン鳥栖への入団が噂されたものの、いまだその実力に衰えは見られず、モナコやローマ、ポルト、ゼニトといった欧州でも指折りの実績と人気を兼ねるクラブへの移籍が有力視されているようだ。

 次に触れたいのは、元フランス代表のサミア・ナスリだ。

 かつては、カリム・ベンゼマなどとフランスの将来を担うと期待された『華の87年組』のひとりだったが、ここ数年は低迷の一途をたどっている。

 昨年8月にセビージャからトルコのアンタルヤスポルに再起を期して移籍したものの、ドーピング違反もあってリーグ戦出場は8試合にとどまり、わずか5か月で退団。今月にはドーピングによる活動禁止処分が不十分と判断され、12か月に延長された。

 それでも、今年の11月1日からはトレーニング再開が許可される予定で、2019年1月31日には契約や試合出場も可能となるナスリには、エジプトの名門クラブがオファーしたとの報道もあり、いまだ注目の銘柄ではあるようだ。

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