C大阪がソウザの”スーパー"ゴラッソで浦和に逆転勝ち! 大雨の試合を制し、リーグ単独5位に浮上

2018年09月01日 サッカーダイジェストWeb編集部

監督不在の浦和はチャンスを生かせず、興梠は6試合連続ゴールなし

決勝点となる2点目を決めたソウザ。タイトマークで守備でも貢献した。写真:山崎賢人(サッカーダイジェスト写真部)

 [J1リーグ25節] 浦和1-2C大阪/9月1日(土)/埼玉スタジアム2002

 真夏日から一転、ゲリラ豪雨と雷の影響で試合開始時間が遅れるというハプニングで迎えた、9月初のゲームとなった。

 浦和は、審判への暴言でベンチ入りを禁じられたオリヴェイラ監督の代わりに大槻ヘッドコーチが指揮をとった。C大阪は柿谷が6試合ぶりに復帰。しかし、丸橋と山口が怪我のためメンバーから外れた。

 オリヴェイラ監督がスタンドから見守るなか、試合は19時半にキックオフした。

 開始4分、浦和のファブリシオが着地時にひざを痛めたのか、ゴールライン際で倒れこむ。一度はピッチに戻ったものの、8分に李と交代した。

 12分にはセンターサークルから武藤が左サイド裏のスペースにパスを送る。追いついた宇賀神がドリブルで中央に切り込み、中央の李にラストパス。李がワントラップ、足を滑らせながらも放ったシュートがゴール左側ネットに突き刺った。李にとっては今シーズン初得点。

 その後も李が起点となって浦和の攻勢が続くが、C大阪は数少ないチャンスを狙う。29分にはソウザが興梠に倒されFKを獲得。左の片山がクロスを上げるもDFに弾かれるが、こぼれ球を拾った杉本が中央にシュート気味のパスを送り、オスマルが押し込んでC大阪が追いついた。

 その後、両者とも決定的なゴールシーンを迎えるが得点はならず。前半は1-1で終了する。
 

 小雨が続くなか、後半開始。C大阪は復帰明けの柿谷から、昨シーズンは浦和に在籍した高木に交代した。

 53分、最終ラインからのロングフィードを杉本がしっかりおさめ、フォローに入ったソウザがノンステップでミドルシュート。不意を突かれた西川の指先をかすめてゴール左上に吸い込まれ、2-1と浦和を突き放した。

 追いつきたい浦和は、67分に柏木から興梠へ浮き球のパスを送り、興梠がダイレクトシュート。しかし、大きく蹴り上げてしまう。71分には交代で入った荻原がシュートチャンスに決め切れず、最後までゴールを割れなかった。

 試合はそのまま終了。C大阪は勝点を41に伸ばし、単独5位に浮上した。

 浦和は16日にアウェーで横浜と、C大阪はルヴァンカップ準々決勝の2試合を挟んだ後、14日にホームで磐田と対戦する。

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