【移籍市場超速報】チリ代表ハラがマインツへ。スペイン王者アトレティコはイタリアで新戦力を物色

2014年07月17日 ジャンルカ・ディ・マルツィオ

ワールドカップでは敗退の当事者となったが。

ワールドカップでは全4試合にフル出場し、堅実な守備でチリのベスト16進出に貢献したハラ。新天地はマインツに決まった。 (C) Getty Images

【マインツ】チリ代表DFゴンサロ・ハラを獲得
 
 マインツは、ノッティンガム・フォレストとの契約を満了してフリーだったチリ代表DFゴンサロ・ハラの獲得を発表した。ワールドカップでは、ラウンド・オブ16のブラジル戦でのPK戦でシュートを枠に当て敗退の当事者となったが、新しいクラブを見つけるのに苦労はなかったようだ。
 
【アトレティコ・マドリー】イタリア市場で新戦力候補を物色
 
 アトレティコ・マドリーのSDを務めるイタリア人のアンドレア・ベルタは、今週に入ってイタリアを訪れ、獲得候補の代理人や所属クラブと精力的に会談を持っている。
 
 ターゲットはウディネーゼでブレイクした17歳のGKシモーネ・スクフェット、イタリア代表FWアレッシオ・チェルチ(トリノ)、ナポリのサイドアタッカー、ホセ・マリア・カジェホンなどだ。
 
【翻訳】
片野道郎
 
翻訳者からのごあいさつ
 イタリアのスポーツ専門局『SkySport』を舞台に活躍するジャンルカ・ディ・マルツィオは、移籍専門記者という新たなジャンルを独力で切り開いた草分けにして、他をまったく寄せ付けないトップランナーです。
 
 イタリア国内ではすでに数年前から超メジャーな存在でしたが、2013年1月にジョゼップ・グアルディオラ監督のバイエルン入りという大スクープをものにして、一躍ヨーロッパ中でその名を知られるようになりました。その後も、ウィリアン(当時シャフタール・ドネツク)がトッテナムからチェルシーに寝返った顛末など、イタリアにいながらワールドワイドな移籍情報をいくつもスクープしています。
 
 セリエAから下部リーグまで各クラブの会長やスポーツディレクターはもちろん、代理人からスカウトまで膨大な関係者と緊密なネットワークを持ち(iPhoneのアドレス帳には3000人以上のコンタクトが入っています)、他の記者には絶対入手できないディープな情報をキャッチ。素晴らしいのは、しっかり裏が取れるまでは決して情報を出さないところです。
 
 ご存じの通り、世界中を飛び交っている移籍関連ニュースの大半は、誰かの願望や思惑に基づくただの噂でありそれ以上ではありませんが、ディ・マルツィオが発信するニュースは、すべて彼自身のプライドがかかったガチネタであり、ハズレはほぼ皆無と言っても過言ではありません。移籍ネタに関しては、どんなにありそうな話でもディ・マルツィオが書くまでは嘘か本当かわからない、どんなにあり得ない話でもディ・マルツィオが書いたら本当、というのが、もはやこの業界の常識になっているくらいです。
 
 ツイッターのフォロワーは全世界で約30万人。日本では13年7月から『ワールドサッカーダイジェスト』誌に連載コラムを寄稿しています。先月、この連載を休載した時には、日本のフォロワーからいくつも問い合わせのリプライが飛んで来たほどの人気です。
 
 そんなディ・マルツィオのオフィシャルサイト『gianlucadimarzio.com』から、移籍関連を中心とする最新ニュースを毎日厳選してお伝えするのがこのコーナー。サプライズはあっても「ガセ」はありませんから、安心してお読みください。(片野道郎)
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