「成長し続けるクラブの力になりたい」 香川真司の同僚がブレーメンへスピード移籍! 大迫勇也の同僚に

2018年08月31日 サッカーダイジェストWeb編集部

シャヒンにとっては初のリーグ内移籍、移籍金は格安との報道も

シャヒンはドルトムントから世界に渡った生え抜きの選手。地元でも非常に愛されている存在だ。 (C) Getty Images

 ドイツの移籍市場は8月31日にクローズする。日本代表の香川真司が所属するドルトムントのMFヌリ・ジャヒンが、同リーグのブレーメンに移籍することが決定した。2年間契約で、現時点で年俸などは明らかにされていない。

 現在29歳。今シーズンからドルトムントを指揮するリュシアン・ファーブル監督のもと、開幕戦からベンチ外が続いていた。今夏の移籍先として祖国トルコのクラブなどが報じられていたが、最終的にシャヒンが選んだのはブレーメンだった。

 ドイツのサッカー専門誌『kicker』は、現地31日朝に「シャヒンはドルトムントと会合の場を持った」と一報。その後ブレーメンのメディカルチェックを完了と速報を流し、その日中に正式発表された。
 
 シャヒンはドルトムントの下部組織育ちで、生え抜きのプレーヤー。16歳のときにトップチームでデビューした後、レンタル移籍を含めてフェイエノールト(オランダ)、レアル・マドリー(スペイン)、リバプール(イングランド)でプレーし、2013-14シーズンに再びドルトムントに戻ってきた。国内移籍は今回が初めてとなる。

 ちなみに、移籍金は100万ユーロ(約1億3000万円)以下と報じられているが、具体的な金額は明らかになっていない。

 ブレーメンの公式サイトには、フロリアン・コーフェルト監督のコメントが発表され、「シャヒンの選手としてのクオリティーについて言及する必要はないだろう。彼には、私たちをさらに高みに導き、もっとレベルの高いステージに押し上げてくれる力がある」と全幅の信頼を寄せた。

 またシャヒンは、新天地のブレーメンについてこうコメントしている。

「監督と、コーチとの話し合いで心が決まった。ブレーメンは非常に大きいクラブだし、いまなお成長し続けているクラブだと思う。その一部になれることを楽しみにしている」

 ブレーメンには今夏、日本代表の大迫勇也が新加入している。偶然にもシャヒンは、香川に続いて、日本代表選手と同じクラブでプレーすることになった。背番号は「17」をつけるという。

 古巣となるドルトムントは公式ツイッターで惜別の動画を発表。サポーターともども別れを惜しんでいる。

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