長谷部のフランクフルトに頼もしい存在が! ブッフォンと争ったドイツ代表GKがパリSGから復帰

2018年08月31日 サッカーダイジェストWeb編集部

アジリティーと抜群のフィードセンスを兼ね備えたGK

フランクフルトへの復帰を果たしたトラップ。不遇をかこったパリSGでの不振を拭い去る活躍ができるだろうか? ※写真はクラブ公式ツイッターより

 現地時間8月31日、ブンデスリーガのフランクフルトは、パリ・サンジェルマンからドイツ代表GKのケビン・トラップを獲得したことを発表した。契約は1年間のレンタルで、買い取りオプションは付いていない。

 約3年ぶりの古巣復帰だ。現在28歳のトラップは、下部組織時代を過ごしたカイザースラウテルンから2012年7月にフランクフルトへ移籍。正GKとして活躍し、2015年にはパリSGへステップアップを果たしていた。

 パリSGでは、移籍1年目こそ守護神として君臨したものの、フランス代表GKアルフォンス・アレオラの台頭により出番を減らした。そして、今夏はイタリアのレジェンドGKジャンルイジ・ブッフォンが加入したため第3GKに降格。出場機会が激減することが濃厚となり、フランクフルトへの復帰を決断した。

 トラップはフランクフルトの公式サイトで、今回の復帰への想いを語っている。

「パリに居たときも、よくフランクフルトでの素晴らしい時間を思い出していたよ。2013-14シーズンのヨーロッパリーグは特別だった。もちろん、またあんな経験をしたいね」

 今シーズンのフランクフルトは、昨シーズンまでの守護神だったウカシュ・フラデツキーが退団。後釜にフレデリック・レノウ、フェリックス・ヴィーデバルトの2枚を獲得していたが、ヨーロッパリーグとブンデスリーガを両立させるため、国際経験豊富なGKを求めていただけに、アジリティーを有し、ハイボールの対応に優れ、フィードセンスも抜群なトラップの復帰はこれ以上ない的確な補強と言えそうだ。

 また最終ラインには、元日本代表の長谷部誠がおり、トラップとの連携は、フランクフルトの守備を強固にするうえで、重要なカギとなるだろう。
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