「バカげている!」 C・ロナウド代理人、欧州最優秀選手に選ばれたのがモドリッチで大激怒!

2018年08月31日 サッカーダイジェストWeb編集部

ユベントスCEOも「私ならCR7に投票する」

2017-2018シーズンの欧州最優秀選手に選ばれたモドリッチ。C・ロナウドの“3連覇”を阻み、クロアチア人初受賞となった。(C)Getty Images


 UEFAは8月30日、レアル・マドリーに所属するクロアチア代表MFのルカ・モドリッチが、2017-18シーズンの最優秀選手に選出されたことを明らかにした。

 UEFAの最優秀選手は、昨シーズンのチャンピオンズ・リーグ(CL)とヨーロッパリーグに出場したクラブの指揮官80名と、「欧州スポーツメディア」が選出する55名の記者の投票で決まる。

 すでに発表されていた最終ノミネートでは、モドリッチのほか、同じくマドリーのCL3連覇に貢献したクリスチアーノ・ロナウドや、CL決勝でマドリーと対戦したリバプールのモハメド・サラーの名前が挙がっていた。

 UEFAの発表によれば、モドリッチは313ポイントを獲得。223ポイントだったC・ロナウドに90ポイントもの差をつけての受賞となった。C・ロナウドは3年連続4回目の受賞を元チームメイトに阻まれる形となった。
 
 この投票結果に怒りを露にしたのが、C・ロナウドの代理人を務めるジョルジュ・メンデス氏だった。英国衛星放送『Sky Sports』によると、メンデス氏はポルトガル『Record』で「サッカーはピッチ上でするものであり、そこでクリスチアーノは勝った」と述べた。

「彼は15ゴールを決め、マドリーを背負い、再びCLを制覇した。バカげている。恥ずべきだ。勝者がだれかは疑いようもない。クリスチアーノは彼のポジションでベストの選手だからね」

 CLグループステージの組み合わせ抽選会も兼ねていたこの日の授賞式には、C・ロナウドも招待されていたが、この夏ユベントスに移籍したCR7は姿を現わさなかった。

 イタリア衛星放送『Sky Sport』によると、ユベントスのジュゼッペ・マロッタCEOは「来なかったのはC・ロナウドの個人的な判断だ。我々はそれを尊重したい」と明かしている。

「我々はこの決定(モドリッチ受賞)をとても残念に思っている。これはCLに関する賞で、ワールドカップではないからだ。昨シーズンのCLで最も感動を与え、素晴らしいゴールを決めたのは、C・ロナウドだったと思う。私ならC・ロナウドに投票していた。サッカーファンとしての意見だ」

「C・ロナウドが欠席したのは、個人的なプライベートの選択であり、ユベントスとはまったく関係ないし、尊重されるべきだ」

 かつての仲間に「ベストプレーヤー」の座を奪われたC・ロナウドは、ユベントスを悲願の欧州制覇に導き、ふたたびその称号を取り戻すことができるだろうか。
 
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