「なぜ審判がPKを取らなかったか理解できない」横浜のポステコグルー監督が判定に憤り

2018年08月30日 サッカーダイジェストWeb編集部

試合終盤に2度の微妙なプレーがあったが…

ポステコグルー監督は、「負けに値するような試合ではなかった」と胸を張った。写真:滝川敏之(サッカーダイジェスト写真部)

 [J1リーグ18節]横浜1-2清水/8月29日/日産ス
 
 J1リーグ18節の横浜F・マリノス対清水エスパルスが29日、日産スタジアムで行なわれ、1-2でホームの横浜が敗れた。
 
 開始2分にセットプレーからドゥシャンが先制点を奪った横浜だったが、27分に金子翔太、49分にドウグラスにゴールを許し、無念の逆転負け。試合後のフラッシュインタビューに応じた横浜のアンジェ・ポステコグルー監督は、「試合の入りは良かったですし、2-0にできるチャンスもありました。そこを決めていれば、ゲームオーバーだったと思います」と振り返り、さらに次のように続けた。
 
「審判がなぜPKをジャッジしなかったか理解できません。我々はポストにもあたったシュートもありましたし、ビハインドのなかでもチャンスを作れていました。負けに値するような試合ではなかったと思います」
 
 66分にドゥシャンが2枚目の警告を受けて退場になり、横浜は数的不利に陥った。それでも前がかりに攻め続け、71分には仲川輝人がエリア内で松原后のスライディングを受けて倒れる。しかし、主審の笛はなし。さらに、73分にウーゴ・ヴィエイラがエリア内でGK六反勇治と接触するも、シミュレーションを取られて警告を受けた。
 
 どちらかひとつでもPKを取れていたら同点に追いつけていただけに、ポステコグルー監督も納得ができなかったようだ。
 
 横浜はこの黒星で今季12敗目。勝点26の15位で、J1参入プレーオフに回る16位の鳥栖とは、わずか勝点1差だ。「戦い続けるだけです。土曜日にも試合があるのでそこに向けて準備します」と指揮官は気丈に前を向いたが、現状は厳しい。

 横浜の次節は中2日で迎える9月1日の柏戦。浮上のきっかけとなる勝利が欲しいところだ。
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