「今日は引き分けが妥当な内容のゲームだったと思います」とは敵将の言葉
中断明けは3連勝を飾ったが、その後3連敗…チーム状態は下り坂だ。写真:徳原隆元
「今日は引き分けが妥当な内容のゲームだったと思います」
2-1で勝った札幌のペトロヴィッチ監督がそう語る通り、勝敗を分けたのは本当にわずかな差だった。だが清水としては、5試合勝利がなく(1分4敗)、直近4試合のうち3試合で先制点を守り切れていないのも現実だ。
札幌戦は気温28.8度、湿度75%と先週に比べて蒸し暑さがぶり返し、ベタついた風が吹く中で、清水としては最近の試合に比べて立ち上がりが良いとは言えず、細かいミスも目立った。そのため先に何度かゴールに迫ったのは札幌のほうだったが、清水も3分に北川、20分に石毛がチャンスを迎え、その直後の左CKから先制点をゲット。石毛の速いキックからフレイレが「直接狙うかファーにそらすイメージ」で練習通りニアサイドに飛び込んだことがオウンゴールに結びついた。
その後も、飯田のフィードで金子が右の裏に飛び出すなど、ラインを上げて攻めに出る札幌の裏を突くという面で進化の跡を見せた。パスの出し手と受け手の動き出しのタイミングが以前よりも合ってきていることは、今節の中でも実感できた。
2-1で勝った札幌のペトロヴィッチ監督がそう語る通り、勝敗を分けたのは本当にわずかな差だった。だが清水としては、5試合勝利がなく(1分4敗)、直近4試合のうち3試合で先制点を守り切れていないのも現実だ。
札幌戦は気温28.8度、湿度75%と先週に比べて蒸し暑さがぶり返し、ベタついた風が吹く中で、清水としては最近の試合に比べて立ち上がりが良いとは言えず、細かいミスも目立った。そのため先に何度かゴールに迫ったのは札幌のほうだったが、清水も3分に北川、20分に石毛がチャンスを迎え、その直後の左CKから先制点をゲット。石毛の速いキックからフレイレが「直接狙うかファーにそらすイメージ」で練習通りニアサイドに飛び込んだことがオウンゴールに結びついた。
その後も、飯田のフィードで金子が右の裏に飛び出すなど、ラインを上げて攻めに出る札幌の裏を突くという面で進化の跡を見せた。パスの出し手と受け手の動き出しのタイミングが以前よりも合ってきていることは、今節の中でも実感できた。
さらに、ドウグラスが後方からのボールを強さ、技術、速さを総動員して自分のものに収めるという面で出色のパフォーマンスを発揮。それを効果的なカウンター攻撃につなげた場面も多く、今の清水は相手にとって、カウンターがかなり恐いチームとなっている。
ただ、チーム走行距離は、前節・浦和戦の111.847kmから106.383kmへと低下(チーム平均は113.001km)。その分、前からのプレッシャーも低下し、ジェイや都倉に縦パスを通されたり、左ウィングバックの白井にサイドチェンジを通されたりして最終ラインは下がり気味になった。その中からセットプレーの機会も多く作られ、36分には福森の右FKから宮澤に同点ゴールを決められてしまう。
清水は3試合連続でセットプレーから失点しており、鹿島戦のアディショナルタイムの失点もセットプレーから。「最近の試合では集中が足りないと感じる」(フレイレ)という声もあり、ここは修正が必要なところだ。
後半は、「今日はまた暑くなって、僕らのほうが走れてペースを握れた」(六反)と、清水のポゼッションが前半より高まり、札幌ゴールに迫る場面も多くなった。だが、押し込んだ中から札幌の5バックを崩すという面では、鋭さやパス回しのテンポを欠き、本当に決定機と言える場面は少なかった。
ただ、チーム走行距離は、前節・浦和戦の111.847kmから106.383kmへと低下(チーム平均は113.001km)。その分、前からのプレッシャーも低下し、ジェイや都倉に縦パスを通されたり、左ウィングバックの白井にサイドチェンジを通されたりして最終ラインは下がり気味になった。その中からセットプレーの機会も多く作られ、36分には福森の右FKから宮澤に同点ゴールを決められてしまう。
清水は3試合連続でセットプレーから失点しており、鹿島戦のアディショナルタイムの失点もセットプレーから。「最近の試合では集中が足りないと感じる」(フレイレ)という声もあり、ここは修正が必要なところだ。
後半は、「今日はまた暑くなって、僕らのほうが走れてペースを握れた」(六反)と、清水のポゼッションが前半より高まり、札幌ゴールに迫る場面も多くなった。だが、押し込んだ中から札幌の5バックを崩すという面では、鋭さやパス回しのテンポを欠き、本当に決定機と言える場面は少なかった。